月間63億通というメール配信実績を誇る、ユミルリンクのメッセージングプラットフォーム「Cuenote」。コミュニケーションチャネルが多様化する中で、「メール」が発揮する力とは?マーケティング本部の佐藤日和氏に話を聞いた。
約4割がメールきっかけで購買 行動分析による出し分けが鍵
コロナ禍でDXへの関心が高まる中、オンライン上での顧客接点の構築を見直す企業は多い。メールマーケティングにおいても従来はリストへの一斉配信のみ行っていたが、一人ひとりに合ったコンテンツを出し分けたいというニーズを持つ企業も増えていると、ユミルリンク マーケティング本部の佐藤日和氏は話す。
同社のユーザー調査によると、企業から届く情報の閲覧頻度が最も高いメディアは「メール」であるほか【図表】、受け手のうち約4割が、メールがきっかけで購買行動を起こした経験があるという結果が見られた。
「メールマーケティングは企業のDX構想全体の中のいち手段ですが、『受信する』という選択は個人が能動的に行うため、情報を知りたい生活者と、情報を発信したい企業の思いが合致する点で、よい関係性をつくりやすいのが特長です」と佐藤氏。
メッセージングプラットフォーム「Cuenote」では、「企業と顧客の良好なエンゲージメントを支援する」ことを使命に、①企業と顧客の関係性をつくり、②その関係性を持続させる、という双方の視点でサービスを提供。①については、「シナリオ配信」と「Webトラッキング」機能により受信者の行動に応じたコンテンツの出し分けを可能にし、価値ある情報を提供する環境を整えている。
「『Webトラッキング』機能では設定した“特定のページへのアクセスの有無”を取得できます。例えば、ECで購買後に表示するサンクスページを設定すれば、メール受信者の中で“購買に至った人”と“至っていない人”を分けられます。『シナリオ配信』では、このような分類に応じて、コンテンツを自動で送り分けることが可能です」(佐藤氏)。
②に関しては、「フリークエンシー機能」により同一アドレスに配信されるメールの頻度を制限し、短期間での過度な数の配信により受信者が不快感を抱くことを防いでいる。
「これらの機能の前提に“大量のメールを速く確実に届けられる”という『Cuenote』の強みがあります。メールマガジンを送っても、人々の受信フォルダに届いていなかったという事例が世間には多々存在します。生活者視点で考えても届くはずのメールが届かないのは、信頼の低下につながりますよね。『Cuenote』ではそのようなことが起こらないよう、システムを強化し続けていきます」。
メールのみならずSMS配信ツールなども提供するユミルリンク。同社は、目的・タイミングに応じた最適なチャネルでのコンテンツ配信をかなえる「メッセージングプラットフォーム構想」を掲げ、今後も企業と顧客をつなぐサポートをしていく。
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