次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はトライグループ 宣伝部で活躍する今尾侑太さんに話を聞いた。
本当に価値あるものを、より多くの人に届けたい
家庭教師や個別指導塾などの個別教育事業を展開するトライグループ。『アルプスの少女ハイジ』の世界観を使った「家庭教師のトライ」のテレビCMを想起する人も多いのではないだろうか。
同社の今尾侑太さんは宣伝部所属。現在入社6年目にして部長として活躍し、プロモーション全体を率いる立場にいる。
「当社の宣伝部が担当する業務領域はマーケティング戦略の設計からプロモーションの推進、クリエイティブの制作、デジタルマーケティングに至るまで多岐にわたります。それらを若手から任せてもらえるというベンチャー気質な社風に惹かれ、入社しました。現在は部長としての立場にいますが、入社当初から持っている『本当に価値あるものをより多くの人に届けたい』という意志は変わりません」(今尾さん)。
その意志を実現するため、今尾さんはこれまでに新規事業の立ち上げなども担ってきた。多くの学生が学びの場を失ったコロナ禍では、完全無料開放の「オンラインLIVE夏期講習」を立ち上げ。「塾が行う夏期講習の規模としては最大級の20万人を記録しただけでなく、これまで経済的・地理的な理由で学習サービスの受講が難しかった方々からの喜びの声を多数いただき、トライグループだからこそ提供できる価値の可能性を感じた」と今尾さんは話す。
「日本において教育格差はまだまだ根深い問題です。この新規事業のプロモーション推進を通じて、トライグループが...