企業が実在の商品で課題を提供する「宣伝会議賞」の特徴のひとつに協賛企業自らが優秀作品を選ぶ「協賛企業賞」の存在があります。60回目の開催を目前に控えた今、昨年の第59回「宣伝会議賞」の受賞者と協賛企業担当者と一緒に振り返ります。今回は、日本レジストリサービス(JPRS)の課題で「個性を前に。信頼を後ろに。」というコピーで協賛企業賞を受賞した三島直也氏と、「宣伝会議賞」に10年以上協賛する日本レジストリサービスの横井裕一氏に話を聞きました。
クリエイター目線だから得られる自社商品の新たな魅力の発見
──三島さんは普段から広告制作に携わっているのですか?
三島:フリーランスでコピーライターをしています。初めて「宣伝会議賞」を知り、応募したのは、広告会社に在籍していたときでした。会社の本棚に『SKAT』があり、なんとなく手にとったことがきっかけです。当時コピーライティングにはそこまで興味はありませんでしたが、少ない文字数に、商品を使う人の風景が想像できるほど多くの情報が凝縮されており、ひとつの商品・サービスにさまざまな切り口があることに衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。
横井:当社はドメイン名や当社自身に関する課題で10年以上「宣伝会議賞」に協賛していますが、個人的にもさまざまな人の視点や表現を毎回楽しみにしています。三島さんはいつから応募なさっているのですか?
三島:第44回からです。ありがたいことに、これまで協賛企業賞に3回、シルバーに1回選出いただきました。賞をとることももちろん光栄なのですが、「宣伝会議賞」は作品を考える過程が自分の力になると、応募者としては感じています。コピーライティングを仕事にしていても魅力に感じる部分です。
──10年以上の協賛。「宣伝会議賞」に変わらず課題を出し続ける理由は何なのでしょうか。
横井:10年以上変わらないのが「自社のサービスを知ってもらいたい」という想いです。「宣伝会議賞」は、クリエイターはもちろん、直接的に仕事にしていなくても、広くコピーや言葉に興味がある方々が応募する賞。我々も気づいていないサービスの魅力を応募者の方々に発見してもらい、魅力的なコピーで世の中に広げてもらうことを毎年期待しています。
三島:応募者も同じく、10年以上JPRSさんとドメイン名について考えています。もう切り口が出尽くしてしまった感がなきにしもあらずなのですが⋯⋯(笑)。それでも毎年新たな魅力が見つかるのは楽しいです。
横井:おっしゃる通り...