地元スターのPerfumeを起用し「旅の本能的な楽しさ」を発信
広島県観光連盟は6月6日より、「やっぱ、広島じゃ。」と題した観光誘致プロモーションを開始した。
本プロモーションは広島県内および周辺地域の在住者を対象に観光を促す制度「やっぱ広島じゃ割」の期間延長とブロック拡大を受け企画されたもの。「やっぱ広島じゃ割」とは中国地方5県と四国地方4県の在住者を対象とした広島県の割引補助制度であり、5月末には6月30日までの期間延長と誘客対象エリアを広島のみでなく、中国・四国地方に拡大することが発表されていた。
プロモーション実施の背景には、コロナ禍による観光事業の停滞感からの脱却を図る狙いがあったと広島県観光連盟の細川麻里恵氏は話す。
「コロナ禍により観光業は打撃を受け、観光客誘致もままならず、情報発信に苦労しています。今回のプロモーションで訴求したポイントは旅する気持ちへの原点回帰。『旅の本能的な楽しさ』にフォーカスして、ワクワク感を醸成するような施策を展開しようと考えました」。
さまざまな制限の多いコロナ禍を耐えてきた人々に元気を取り戻してもらうためにはスターの存在が不可欠だと考え、プロモーションには広島出身の3人組ユニットPerfumeを起用。テレビCM、OOH、Web・SNSを活用した施策により、広島の魅力を前面に打ち出した。
「やっぱ、広島じゃ。」「広島めぐるなら、今じゃない?」をキーメッセージに、広島という地域の魅力をシズル感を持って再認識してもらうことを目指したという。
地域に息づく暮らしにフォーカス 旅情を掻き立てる
今回のプロモーションは「やっぱ広島じゃ割」と施策の連動性を重視し、さらなる観光の活性化に主眼を置いて設計したという。
テレビCMでは「観光客篇」「事業者篇」「総集篇」と映像を...