志を書き込むロゴデザインでアクションの重要性を訴求
パナソニックは、4月の新体制化に伴いブランドメッセージ発信施策を展開。「Life tech&ideas 人・社会・地球を健やかに」という同社のミッションの実現に向けたアクションワード「Make New」を策定し、6月5日よりブランドムービー「『Make New』コンセプト篇」を公開した。
価値観が多様化する中、「豊かさ」を再定義し、それに必要となる「未来の定番製品・サービス・ソリューション」を生み出すことで、未来を創造していくという志を「Make New」というワードで表現した。
象徴的なのはそのロゴデザイン。「Make New」に続けて白いブランク部分が設けられている。ロゴに込めた思いについてパナソニックCCXOチームの村山靖氏は、「私たちがこれから目指すことは、一人ひとりのくらしに寄り添う企業であること。ロゴには、個々の持つ多様な価値観や未来への可能性を表現する様々な言葉や概念を、社員一人ひとりがそれぞれの志として書き込めるようブランクとしています。
そして『Make New』というワードは、すべての個々の事業活動において社会の未来のために行動していくという意志を表明するものとなっています」と話す。
こうした同社の取り組みや思いを、映像化することでより直感的に、エモーショナルに伝えていこうと「『Make New』コンセプト篇」の制作を決めたという。
上下逆さの撮影技法で「既成概念への挑戦」を表現
映像は30秒のものをテレビCMとして放映し、公式YouTubeチャンネルでは105秒のフルバージョンと撮影の舞台裏を収めたメイキング映像を公開した。「『Make New』コンセプト篇」のビジュアルにおけるコンセプトは「壮大感」。“物質的”な豊かさから、“精神的”により豊かでより持続可能な世界へシフトしていく、その幕開けを表現した。
画面全体が暗く深いブルーで覆われたオープニング。人の手が1枚の布をめくると芽吹いた小さな緑が現れる。すると次々と布がはがれていき、人が纏っていた分厚いローブも脱ぎ捨てられる。徐々に明るい光が辺り一帯を照らしていき、生き生きとした“豊かさ”がダンスで...