自分にフィットするブランドだと思ってもらう「共感性」を重視
野村不動産は4月27日、Webムービー「僕は、ずっと君の隣にはいられない。」を公開した。本ムービーは同社が展開する新築分譲マンションブランド「プラウド」のスペシャルムービーだ。
「プラウド」は、野村不動産の分譲住宅ブランド。2002年にシリーズ第1号を発表後、全国で展開している。住むほどに愛される「世界一の時間」を届けるために「お客さまの未来を想う。」というビジョンを掲げ、快適に安心できる理想の住まいづくりに取り組むブランドだ。
今回のWebムービーでは俳優の森田剛さんが父親役を演じ、共働きの妻が出張に出ている間の息子との数日を描いている。その期間の中では、死期が近づいている愛犬との生活も描かれ、その状況に直面している息子の成長を森田剛演じる父親が見守るというストーリーだ。
ムービーのターゲットは住宅購入を検討する若年層の生活者。同社の住宅事業本部 市場戦略部の半田昭博氏は、「価値観が多様化し、若年層においては住宅購入への関心が年々薄まっていく傾向にある中で、改めて“家っていいな”と思ってもらうことを狙った」と話す。
「本企画の背景にあるのは、動画を視聴したことで、家っていいなと思ってもらったその先に、当社ブランドの『プラウド』を選択肢に入れてほしいという想いです。ブランド認知と好意形成、そして第一想起を目的に本動画を企画しました」(半田氏)。
企画を検討する際は、ターゲットに「自分にフィットするブランド」だと感じてもらえるような「共感性」を持たせられる内容を重視したと半田氏。ストーリーには、「父親が育児に積極的に参加することが当たり前」という考えを持つ人が多いとされているターゲットの価値観を反映し、ブランドを自分ゴト化してほしいという。
「第三者機関の調査によると、父と子が生涯で一緒に過ごす時間は、累計3年5カ月11日分という結果がでています。しかも、この約75%は、子供が“家”を離れるまでの期間が占めているとのこと。限りある短い時間だからこそ、その大部分を過ごす...