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「阪神ファンしか通れない階段」 街も人もざわついた広告ジャック

auじぶん銀行「阪神タイガースオフィシャルスポンサー開始記念 開幕ご挨拶交通広告」

今年度から阪神タイガースのオフィシャルスポンサーに就任したauじぶん銀行は甲子園駅と阪急梅田駅前の交通広告ジャックを実施した。

ファンと目線を合わせた コミュニケーションを展開

auじぶん銀行は、2022年から阪神タイガースのオフィシャルスポンサーに就任。それを記念して1月27日より「阪神タイガース×auじぶん銀行 オフィシャルスポンサー開始記念キャンペーン」など様々なキャンペーンを展開している。

その一環として関西地区に交通広告を展開。今シーズン、本拠地(甲子園)での開幕戦が行われる4月5日を皮切りに、甲子園駅と阪急梅田駅前をジャックし、阪神タイガースファンに向けて開幕に合わせて挨拶を兼ねたメッセージを展開した。プロ野球シーズンが本格的に開始する時期に差し掛かったタイミングで交通広告を実施し、タイガースファンを中心に認知を図る目的だ。

ファンにとって、チームを支えるスポンサーもまた大事な仲間。長年親しまれているスポンサーに新たにauじぶん銀行が加わることは少なからず違和感もあるのではないかと考えた、とビジネスマネジメント部の藤田貴大氏は話す。

「タイガースファンの皆さまにとってスポンサーの追加は唐突感があったと思います。当行は新興のネット銀行で、他行と比べて認知度があまり高いとは言えません。以前より協賛してきた企業のように、長く愛されるスポンサーを目指すためのきっかけが必要だと考えました。そこで、まずは当行のことを知ってほしいと、“ご挨拶”という柔らかいスタンスで広告を展開しようと考えました。ファンの方々に共感いただけるよう心がけています」(藤田氏)。

あくまでも謙虚に、そして親近感のある、ファンと同じ目線を持った、そんな心に残るメッセージを伝えようというコンセプトでクリエイティブを制作したという。

キャッチコピーは、野球ファン、阪神タイガースファンが見たときに思わずクスッと笑ってしまうようなユーモアを交えたメッセージを心がけている。

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