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デジタル広告品質とコンテキストターゲティング

事業者の不安解消だけでなく ユーザーにポジティブなデジタル広告を再検討する

山田 翔氏(アドウェイズ)

Q「デジタル広告の品質」にかかわる領域で、もっとも注目している課題とは?

A「ユーザーにとって価値ある広告とは?」という原点に、広告プレイヤーは立ち戻るべき。

日本インタラクティブ広告協会(JIAA)が発表した「2019年インターネット広告に関するユーザー意識調査」によると、ユーザーの半数以上が「広告表示のされ方に対して嫌悪感を抱いている」と回答をしています。つまり現状、デジタル広告は「嫌われ者」であると定義できるでしょう。このような状況に対し各社が「デジタル広告の品質」を向上させるべく、さまざまな取り組みを行っています。

しかし私は、それ以前の課題である「ユーザーにとって価値ある広告とはどんな存在であるべきか」という点を、業界全体で見直していくべきではないかと考えています。

現状多くの広告プレイヤーは、デジタル広告の品質の中でも「表示の品質」を向上させることにこだわっているように思います。例えば、ビューアビリティの低い枠の買い付けをしないようにしたり、Botからのアクセスを排除したり、不適切な配信面や過度な訴求のクリエイティブを見直したりと、事業者側にとって「ネガティブ」だと思われる点を、取り除く動きが強い傾向です。しかし、そのアクションを押し進めるだけでは、本来重要な「広告効果の質」を高めていくことは実現できないのではないかと考えます。

仮に、クリーンな媒体に対して高いビューアブルレートの広告枠を用意し、健全なクリエイティブを...

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