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広告業界トピックス

サイト、電子版などの取り組み多様に 著作物販売に活用も

宮浦 慎

購入と権利処理を同時に実現 イベント写真を新たな収入源に

Webサイトや電子版などを活用した新聞各社の取り組みがさらに多様化している。専用サイトを通じ新聞記事や報道写真といった新聞社の著作物を販売する新たな動きなどを紹介する。

日刊工業新聞社は2月、記事や写真の販売サイト「TREK!(トレック)」を開設した。印刷部数や利用目的に応じた料金体系を設け、著作権処理の簡素化を狙う。トレックは過去の紙面に載った記事や画像・図版などを1本からデータファイル形式で販売する。

専用アプリでの閲覧、企業内での回覧などを想定した印刷やデータ共有、商業利用の各類型に合わせた料金を設定。閲覧料は1本110円(税込、以下同)から。印刷や商業利用については最低5500円とし、必要部数に応じて料金が上がる。サイトの登録は無料。

企業内での回覧以外に記事や画像の利用例として想定するのは、企業のウェブサイトや営業資料への転載、取引先や有料セミナーでの配布など。記事の購入と権利処理が同時にできるサイトを整備することで、記事や画像に対する潜在的な需要に応えられるとみられる。

販売した記事データには許諾した範囲を超える利用を制限・管理する機能も付けた。トレックでは定期利用や教材利用の料金体系は設けていない。

産経新聞社は1月、主催するスポーツ大会などで記者が撮影した写真を出場者ら向けにオンライン上で販売するサービス「産経Pic(ピク)」を本格的に始めた。サービスの専用サイトを開設。紙面や電子版に載せなかった大量の写真データなどを新たな...

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