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宣伝会議賞

第59回「宣伝会議賞」 一次審査講評(2)

審査員に今回の審査を終えての講評を聞きました。

    電通
    橋口幸生

    「ビリギャル」の小林さやかさんが「受験に合格、不合格はあるけど、失敗はない。そこには成長しかない」と言っていました。宣伝会議賞に参加された全ての方に、この言葉を贈りたいです。お疲れさまでした!

    新東通信
    長谷川 裕晃

    「こりゃ、すげぇ」「そこ、突いてきたか」「おや、なにこれ」と思わせるココロがざわざわする言葉たち。何だか新しくて、何だか発見のある、佇まいは普通なのに、真似のない言葉たち。選ぶ側も試されている。言葉って、深くて、面白いよなぁ。

    電通
    濱田雄史

    審査をしていると、良いコピーだなぁと思うコピーって、けっこう有るんですが、その多くは、かぶってることも多かったりします。なので、良いコピーができてもすぐに満足せずに、他の人も同じことを考えてるはずだと思ってできる限り多くの切り口を考えてみてください。その先に突破口があると思います。がんばってください!

    電通
    林 尚司

    ラジオCMを担当しました。僕ら審査員は、誰の作品かは全くわかりません。でもね、「あ、これさっきと同じ人だな」。「あ、これも同じ人だな」。「これもきっと⋯」と、気づきます。書ける人は書ける。書けない人は書けない。そして、前者はほんのひとにぎり。これが今の現実かな。

    シカク
    原 晋

    その商品をきちんと見つめているか。正しく魅力が伝わるか。今年も浴びるようにたくさんのコピーを見ました。光るコピーは少ない。だからこそ、チャンスだと思う。クライアントがいる本当の仕事ではないからこそ、もっと自分でニヤニヤしちゃうようなコピーを、実験すればいいと思う。それこそが宣伝会議賞の醍醐味だから。

    夢の稗田
    稗田倫広

    切り口の発見で終わっているコピーが多いのかなという印象でした。一歩抜けたコピーを書いている人は、そこからのジャンプを楽しめている人なのかなと。本当のことを言っているか。今発する理由があるか。見た人がぱっと理解してくれるか。その検証の積み重ねがコピーの強度に表れていると思いました。

    電通九州
    左 俊幸

    いま世の中の価値観がおそろしいぐらいのスピードで変わってきているので、キャッチコピーもCM企画も、新しい表現が出てくる大チャンスが到来している気がします。宣伝会議賞のような、公募賞ならではのチャレンジングなコピーや企画に負けないようなものを、実際の仕事で作っていきたいと思っています。

    writing style inc.
    蛭田瑞穂

    コピー=キャッチフレーズと狭く捉えると、インパクトを狙うだけの意味のない言葉になりやすい。一方、受賞作を見ると、どのコピーにも「商品の利点を説明してやる」という気概が感じられます。「これってつまり、こういうことなんだよ」と誰かに説明する気持ちで課題に臨むと、新たな視点のコピーが書けるかもしれません。

    電通 関西支社
    廣瀬泰三

    自分の書いたコピーって、自分の子供のように可愛いと思います。だから、みなさんの大事なお子さんを7533人(ボクが審査担当したコピー数です)預かっている…という気持ちで審査させていただきました。7533人の子供たちのエネルギーにヘトヘトにもなりましたが、いい意味で末恐ろしい神童もいて、ドキドキさせていただきました。

    電通 関西支社
    古川雅之

    おなじ課題で何千本ものコピーが集まる公募で、「似ているもの」はそれだけで不利だ。どれだけ語尾を七変化させても、言葉の順番を入れ替えても、それはやっぱり似ている。そして「大量の似ているコピー」は「みながいちばんはじめに思いつくこと」に、早速しがみついて書かれているので似ているんだと思う。

    BBDO J WEST
    古屋彰一

    人が心を惹かれるのは、物じゃなくて人なのだ。商品の魅力をなんとか上手に描いてやろうとする大量の言葉のなかで輝いて見えたのは、すべて人の暮らしや、せつない思いが、目に浮かぶ言葉でした。

    TBWA\HAKUHODO
    細田高広

    いま、広告賞はもう単なる発想力コンテストではいられません。言葉の鋭さが、不用意に誰かを傷つけるものになっていないか?書く方も審査する方も、前の時代とは違う脳の使い方をしなくてはなりません。それは必ずしも不自由や制約はなく。むしろコピーを進歩させる機会かもしれないと審査をしていて感じました。

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