広告マーケティングの専門メディア

広告業界トピックス

新事業の鍵を握る「地域特性」 新聞各社が多様な展開

宮浦 慎

農家紹介の広告 全国で展開 記者が地元の若手取材

新聞各社が展開する多様な新事業の中で、地域の特性を生かした事例が目を引くようになっている。販売サービスや研修の提供などに関する新たな取り組みを紹介したい。新聞広告を活用した企画も取り上げる。

新聞51社52紙は1月10日付朝刊に、先端技術の活用などに力を入れる地元の若手農林水産業者らを紹介する全15段の新聞広告をそれぞれ載せた。各社の記者が次世代の第一次産業を担う若者を取材。写真も各社で撮影した。

また、日本経済新聞社は同日付に4ページ(全60段)の広告を掲載。各紙が広告で使用した最先端の農林水産業の写真を一覧できるようにした。日経を含む52社と農林水産省が連携した企画。

企画に協力したのは計52社53紙。計55種の新聞広告を展開し、47都道府県を網羅した。

このうち沖縄県の沖縄タイムス社は農作業の受託会社で代表取締役を務める男性を取材。男性が土日休みの週休2日制などを実現し農家の雇用改革を進めたり、IT技術で自動操縦できる農機の導入に取り組んだりする姿を紹介した。「やり方次第でどんどんうまくいくのを肌で感じたらもうやめられないですよ」との言葉を記した。

農水省は農林水産業に関心を持ってもらうための企画「ニッポンフードシフト」を実施している。この活動を周知するため、新聞社と連携した。農水省が把握していなかった各地の取り組みを新聞各社が掘り起こしてくれたとの手応えがあるようだ。

大阪梅田駅と東京・渋谷駅の構内には各紙の広告に...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

広告業界トピックス の記事一覧

広告業界が忘れてはいけないこと「情報は諸刃の剣になる」
雑誌は「好き」を生み出せるメディア DXが進めば感情の醸成も自動化するのか?
新事業の鍵を握る「地域特性」 新聞各社が多様な展開(この記事です)
番組同時配信、民放5局出揃う NHKもネット配信の「社会実証」を開始
時代が移ると、テーマも変わる Advertising Weekから見る業界事情
雑誌は、「コンテンツメディア」というより「知的で本質的」なものである
デジタル事業の拡大・拡充進む ネット時代 情報環境の変化に対応
民放がTVerと同時配信 2022年度は番組放送の在り方が変わる
広告業界と「メシ」、切っても切り離せないビジネスとの関係性とは?
雑誌の広告タイアップ記事の価値はどこに存在しているのか?
2021年下半期、新聞社発の情報が最も高まったのはどの瞬間だった?
2022年度の営業収入見通し テレビ、ラジオともに増収を予測
アフリカの広告業界事情<後編> 広告人の登竜門、「広告学校」って?
読者との交流には「安全」を、企業顧客とメディアには「柔軟性」を備えよ

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する