贈賞式当日に決定するグランプリなどの各賞に先駆け、協賛企業各社が選ぶ「協賛企業賞」が決定しました。審査の対象となったのは一次審査通過作品6265点。「商品やサービスの本質を捉えているか」「魅力が伝わるか」を協賛企業自らが考慮しながら、実務的な視点に立って審査を行いました。協賛企業賞を受賞した37作品とともに、受賞者の喜びのコメント、協賛企業からのお祝いのコメントなどを紹介します。
キッコーマン【キャッチフレーズ】
キッコーマンのコーポレートスローガン(企業メッセージ)を伝えるアイデア
うれしい日を、おいしく。かなしい日も、おいしく。
![](https://mag.sendenkaigi.com/senden/202204/images/061_01.jpg)
大阪宣伝研究所
中村駿作
協賛企業賞に選んでいただき、ありがとうございます。応募をはじめて約8年。なんとかやってこれたのは、たぶん、おいしいごはんや一緒に食べてくれる人がいたからです。諦めないでよかった~。コピーライターになってよかった~。あの頃、東京に通ってよかった~。あの夜、ラジオを聴いてよかった~。今日の晩ごはんは、いつもよりきっとおいしいぞ。
キッコーマン 経営企画室 コーポレートブランド担当マネジャー 中島みどり氏
受賞おめでとうございます。また、ご応募いただいた皆さまにお礼申し上げます。今回は、企業の想いを伝える番組「おいしい記憶きかせてください」をヒントに、世の中が「おいしい記憶」でしあわせになるコピーのアイデアを募集しました。
中村さんの作品は、「うれしい」と「かなしい」の対義語を並列することで、「いつでも」「ずっと」を柔らかく表現し、コピー全体にやさしい雰囲気をもたせている感じがします。「うれしい」と「おいしい」がつくる温かいイメージが、同じリズムで「かなしい日も、おいしく」に引き継がれるので、「かなしい日」の方も、温かくなつかしい思い出の中にあるニュアンスに感じられ、結果、どんな日でもその全てを“おいしい”がやさしく包み込むような映像がうかぶコピーだと思いました。
キッコーマンのコーポレートスローガン「おいしい記憶をつくりたい。」にこめた私たちの想いを、お客さま目線で表現してくださりありがとうございます。中村さんのご活躍をお祈り申し上げます。
公文教育研究会【キャッチフレーズ】
「オンライン&教室学習」の魅力を伝えるアイデア
時代に合わせているようで、子どもに合わせているんだ。
![](https://mag.sendenkaigi.com/senden/202204/images/061_02.jpg)
広告制作所
増嶋太志
この度は選出いただき、ありがとうございました。あきらめることなく、「やっててよかった」と心からうれしく思います。伝わることのむずかしさとおもしろさを実感する素敵な経験となりました。これに驕らず精進し、伝わることばを届けられる人であり続けます。賞に関わるすべての皆様に、一緒に働く会社の皆さんに、そして最高の家族に、感謝を込めて。
公文教育研究会 普及BK推進部 普及企画推進チーム 片野陽介氏
この度は、数ある企業の中から当社にご応募いただきありがとうございました。皆さまの作品、一つひとつじっくりと拝見しました。いずれも甲乙つけがたい作品ばかりで、選出には相当の検討を重ねました。何より、公文式学習法を理解してくださっている方の多さに、胸が熱くなる思いでした。重ねて深く感謝申し上げます。たくさんの応募作品の中から、増嶋様の作品を選出させていただきました。
当社は創業から60年以上にわたり、教材・指導法を常に進化・更新し続けてきました。その根底にあるのは、「どうすればもっと子どもたちを伸ばすことができるか」という思いです。増嶋様の作品は、時代とともに多様化するライフスタイルの中で、子どもたちがより伸びてゆく方法としての「オンライン&教室学習」であるということが伝わる作品でした。
増嶋様、協賛企業賞のご受賞、誠におめでとうございます。これからも選んでいただき続けられるKUMONであるために、進化を続けてまいります。末筆になりますが、皆さまのますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。