バレンタインのメッセージ 企業の押し付けにはしたくない
ロッテは、新キャンペーンメッセージ「バレンタインのせいにして。」を掲げ、2月14日のバレンタイン当日にかけてさまざまな企画を展開している。
これまで、バレンタインといえば、“好きな人に想いを届ける日”や、“手づくりチョコレートを贈る日”というイメージが強かったが、“友チョコ”や“ご褒美チョコ”“俺チョコ”など、昨今バレンタインの捉え方や過ごし方が多様化してきた。
この流れを受け、ロッテでは「バレンタインのせいにして。」というメッセージのもと、本キャンペーンを実施。普段できなかったことをやってみたり、伝えられなかったことを伝えたりする“ポジティブな言い訳行動”が日本中で溢れ、多くの人が今まで以上にバレンタインを楽しめるようにという願いを込めた。
誰しもに前向きな姿勢をもたらしそうなキャンペーンだが、本キャンペーンを実施する際は「懸念もあった」と、ロッテマーケティング本部ブランド戦略部 ガーナブランド課の成田彩子氏は話す。
「もっと自由にバレンタインを楽しんでほしいという想いがある一方で、メーカーからそのようなメッセージを出すことは、押し付けがましく、今の時代にあっていないのかもしれないと悩みました」(成田氏)。そこで成田氏らは、これまでの“バレンタインというイベント主導”で過ごし方の多様性を提案するのではなく、“自分たちのやりたいこと主導”でバレンタインを言い訳に使い、もっと好きにやっちゃえ!と背中を押してあげられるようなメッセージを世の中に提案することに決めた。
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