6年前からスタートした「中高生部門」。毎年、中高生ならではの視点から書かれたコピーがたくさん集まってきます。応募校が年々増加している中高生部門の応募者の皆さんは、広告やコピーの面白さについてどのように考えているのでしょうか。ここでは、中高生部門 審査員長の阿部広太郎氏をモデレーターに実施した、前回グランプリの秀平晃一さん、ゴールドを受賞した佐藤和寧さんとの座談会をレポートします。
第5回中高生部門グランプリ
「みんな、いまどこ?」
神奈川県立相模原中等教育学校 秀平晃一さん
河合塾
オンライン授業が浸透する中、河合塾に通う価値を感じるキャッチフレーズ
ゴールド
「ウチらのかわいい、もっとだし」
国際基督教大学高校 佐藤和寧さん
道々楽者
思い出探し、自分探しができる卒アルづくり「オリアル」を有名にするアイデア
「自分のコピーを厳選した」渾身の作品が受賞に
阿部:2人は「宣伝会議賞」の存在をどこで知ったのですか?
秀平:僕は学校です。「宣伝会議賞」のコピーを考える授業があり、そこで知りました。僕なりに応募する企業を3つ選び、それぞれコピーを1つずつに厳選して応募しましたね。
阿部:3つのうちの1つがグランプリ受賞とは、素晴らしいですね!
秀平:ありがとうございます。数少ない応募だったので、僕も受賞を聞いたときは「何のことだろう?」と思ってしまったくらいです(笑)。
佐藤:私は、有志で受講できる「宣伝会議賞」のセミナーを受けたことがきっかけでした。実は、そのセミナーの講師が偶然にも阿部さんで。そのときつくったコピーがゴールドを受賞しました。
阿部:セミナーは「実際の課題のコピーをつくってみる」というテーマでしたよね。あの場で書いたコピーが受賞したのは私も嬉しいです!
コピーライターの仕事は“みんなの想い”を言葉にすること
阿部:コピーができたときの気持ちは2人とも覚えていますか?
秀平:僕の頭に偶然浮かんだ、というのが正直なところです。授業中によいコピーが思いつかなかったので、放課後にじっくり考えてみたんです。
阿部:具体的に、どのように考えたか教えてくれますか?