[SEMINAR DATA] | |
---|---|
ゼミ名 | 平山 弘研究室 |
設立 | 2003年 |
学生数 | 2年生:17名 3年生:17名 4年生:14名 大学院生:3名 |
ファッションを通して学ぶ 大切なのは、強い個の確立
平山研究室の特徴は、服飾の歴史やクラフトマンシップを学ぶ、多数のフィールドワークにある。2年次から3年次にかけて行うのが、「神戸ファッション美術館」の見学や牛革キーホルダーケースづくり、地元の大阪府松原市をイメージした香水をつくる調香体験、京都での和傘づくり体験、ジーンズの聖地・岡山県での工場見学⋯地域に根差した文化と技術を学びながら、自分自身の興味関心や将来の方向性を追求していく。
また2年生から4年生まで全員で、ファッションショーの運営にも取り組む。プロジェクトチームを各学年に置き、4年生が全体総括や進行過程をマネジメント。モデルや演出、衣装はすべて学生たちの手でつくりあげ、服飾の価値をいかに魅力的に伝えるかを、実地で学んでいく。
ファッションマーケティングを学びたいと阪南大学に入学し、平山教授のゼミを選ぶ学生たち。卒業生の半数はアパレル関係に進む。
「実際には華やかなだけではない、厳しい業界であることも正直に伝えた上で、選択してもらいます」と平山教授。やりたいことを貫くのか。他の仕事に就きながら、ファッションを趣味として続けていくのか。フィールドワークや研究を通して、新たな可能性を見出すこともある。
平山教授が学生たちに伝えるのは、一人ひとりがゆるぎないキャリア・アンカーを持ち、自分自身をコントロールする力をもってほしいということ。そして、戦略的なキャリアデザインを行うこと。自分自身をブランドととらえ、周囲に価値を伝えていく手段を...
あと60%