NHKプラス、全番組同時配信へ 外国人向けコンテンツも強化
NHKは1月12日、2022年度の収支予算とインターネット活用業務実施計画を発表した。インターネット実施計画ではNHKプラスの番組同時配信を全放送時間に拡大するほか、ネットに接続したテレビ向けのアプリ提供を開始。収支予算では、9年ぶりの収支均衡を目指すとしている。
ネット番組同時配信および見逃し配信サービスの「NHKプラス」では、今年度(2021年度)は総合テレビ・Eテレともに1日19時間程度の同時配信を実施してきたが、2022年度は権利クリアのできないコンテンツを除き原則として全ての番組で同時配信を行う。総合テレビは24時間化し、番組同時配信は東京、埼玉、千葉、神奈川の南関東エリアが対象の放送番組を全国に向けて配信する。
見逃し番組配信では、総合テレビとEテレの番組を原則として放送終了後7日間提供。同時配信と同様、南関東エリアの放送番組を配信するが、その他の地方向け番組の一部を全国で配信する場合もあるとしている。
NHKプラスでは現在、受信契約を確認するための情報を入力するまで、登録確認のメッセージが表示される仕様になっている。しかし、2022年度からは「仮登録」の制度を導入し、一定期間はメッセージが非表示(一時的には表示)になるシステムを整えた。
また、新たにテレビデバイス用のNHKプラスの公式アプリを提供し、AndroidTVやFire OSなどのネット接続に対応したテレビ受信機、外付けデバイスなどの一部で、見逃し番組配信を利用可能とする。そのほか、18時台のニュースなど見逃し番組配信を拡充し...
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