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デジタル広告の課題と対策

JICDAQの認証評価が本格スタート 宣伝部以外、地域企業にも理解を広げる

小出 誠氏(日本アドバタイザーズ協会)

2021年3月に日本アドバタイザーズ協会(JAA)、日本広告業協会、日本インタラクティブ広告協会の3団体が共同で設立した、「デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)」。設立2年目に突入しようとしているいま、日本のデジタル広告業界はどのような変化を見せているのか。JAA常務理事兼JICDAQ事務局長の小出誠氏に聞いた。

登録申請から認証・公開リスト掲載までの流れ(年一回の更新)
事業者が認証を得るには、JICDAQへの登録後、①日本ABC協会による「第三者認証」を受ける②すでに海外で同様の認証を受けている事業者が行う「自己宣言/海外認証」③自らで書類を記載し提出する「自己宣言」という3つのパターンがある。

登録事業者は100社超 認証有無を企業の選定基準に

デジタル広告の品質を第三者的に認証する機構であるJICDAQ。同機構では「アドフラウドを含む無効トラフィックの除外」と「広告掲載先品質に伴うブランドセーフティの確保」に関する業務プロセスの監査基準を制定し、基準に準拠して業務を適切に行う広告業の事業者を認証。理念に賛同する広告主企業も募り、広告品質の向上を目指す。12月1日時点で登録事業者は106社、品質認証事業者は53社であり...

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