マーケティング活動の基盤自体がデジタル化している現在。もはや、“デジタルマーケティング”という言葉を使うこと時代が時代錯誤ともいえ、マーケティングを通じて企業自体の変革にチャレンジするマーケターは、ある意味デジタルマーケターでもあると言える環境になっています。
それではデジタルテクノロジーやデータをマーケティング・コミュニケーションだけでなく、マーケティング戦略全体に取り入れて企業変革に取り組んでいる、デジタルに精通したマーケターたちは、先の予測が難しい今、2022年の戦略をどのように描いているのでしょうか。日本を代表する企業のマーケターの皆さんに2022年の戦略を聞きます。
No.28
パルコデジタルマーケティング
コロナ禍がいまだ収束せず、お客さまのオンライン偏重が続く中、引き続き「オンラインとオフラインを組み合わせたサービスの提供」や、「オンラインを顧客接点の中心に据えた、店頭のDX」を推進していきたい。
Q 現在の担当・役割に就任されてからの年月を教えてください。
6年10カ月
Q いま、実務上で抱えている課題を教えてください。
●マーケティングに関する知識・スキルが不足している
●デジタルテクノロジーに関する知識・スキルが不足している
Q 2022年の注力領域を教えてください。
●デジタル/リアルの顧客チャネルの統合・一元管理
Q 組織マネジメント、人材採用・育成において現在もっとも課題となっていることを教えてください。
●実務に必要な基礎知識、スキルの不足(スペシャリスト人材育成の課題)
No.29
ビームス
2021年の組織改編で掲げた「お客さまと相思相愛の関係」を目指し、店舗や商品の持つ機能的価値と、スタッフの情緒的価値を、お客さまへデジタルで繋いでいく方針。「コミュニティブランド」を目指す戦略。
Q 現在の担当・役割に就任されてからの年月を教えてください。
0年3カ月
Q いま、実務上で抱えている課題を教えてください。
●実施したいことを実現するための人手が足りない
●取り組みの成果を評価する指標がない、あるいは不明確
Q 2022年の注力領域を教えてください。
●ファンマーケティング、コミュニティマーケティング
Q 組織マネジメント、人材採用・育成において現在もっとも課題となっていることを教えてください。
●実務に必要な基礎知識、スキルの不足(スペシャリスト人材育成の課題)
No.30
フィリップ モリス ジャパン
エンゲージメントを主軸に、特にO2Oのインタラクションに焦点を当てて、PMJデジタルエコシステムに結びつくいかなるチャネルの顧客にシームレスな体験を提供していくためのイノベーションを推進していく。
Q 現在の担当・役割に就任されてからの年月を教えてください。
0年7カ月
Q いま、実務上で抱えている課題を教えてください。
●実施したいことを実現するための人手が足りない
Q 2022年の注力領域を教えてください。
●デジタル/リアルの顧客チャネルの統合・一元管理
Q 組織マネジメント、人材採用・育成において現在もっとも課題となっていることを教えてください。
●業務量の過多(人材不足)
No.31
フェリシモ
お客さまと長期的な関係を育成するため、購入時だけでなく、部門間を横断する体験全体を向上させる。
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