マーケティング活動の基盤自体がデジタル化している現在。もはや、“デジタルマーケティング”という言葉を使うこと時代が時代錯誤ともいえ、マーケティングを通じて企業自体の変革にチャレンジするマーケターは、ある意味デジタルマーケターでもあると言える環境になっています。
それではデジタルテクノロジーやデータをマーケティング・コミュニケーションだけでなく、マーケティング戦略全体に取り入れて企業変革に取り組んでいる、デジタルに精通したマーケターたちは、先の予測が難しい今、2022年の戦略をどのように描いているのでしょうか。日本を代表する企業のマーケターの皆さんに2022年の戦略を聞きます。
No.19
中外製薬
ポストコロナ時代、不透明な顧客行動やニーズの変化を予測・理解し、生命関連企業としてデジタルで補えることとそうではないこと、デジタルだからこそできることを模索しながら自社独自の新しいエンゲージモデルを目指す。
Q 現在の担当・役割に就任されてからの年月を教えてください。
4年10カ月
Q いま、実務上で抱えている課題を教えてください。
●取り組みの成果を評価する指標がない、あるいは不明確
Q 2022年の注力領域を教えてください。
●デジタル/リアルの顧客チャネルの統合・一元管理
Q 組織マネジメント、人材採用・育成において現在もっとも課題となっていることを教えてください。
●業務量の過多(人材不足)
No.20
チュチュアンナ
パーソナライズドをキーワードに、お客さまと良好な関係を築いていくための取り組みを、強化していきたいと考えています。顧客調査、データ活用をベースに、ファンベースの取り組みにも挑戦していきたいと考えています。
Q 現在の担当・役割に就任されてからの年月を教えてください。
1年6カ月
Q いま、実務上で抱えている課題を教えてください。
●実施したいことを実現するための人手が足りない
●マーケティングに関する知識・スキルが不足している
●デジタルテクノロジーに関する知識・スキルが不足している
Q 2022年の注力領域を教えてください。
●デジタル/リアルの顧客チャネルの統合・一元管理
Q 組織マネジメント、人材採用・育成において現在もっとも課題となっていることを教えてください。
●実務に必要な基礎知識、スキルの不足(スペシャリスト人材育成の課題)
No.21
出前館
今まで以上にターゲット層に合わせたコミュニケーションが重要なため、オンオフ、チャネル問わずデータから柔軟に判断し、よりクイックにアクションできる体制を社内だけでなく社外も含めて構築していく方針です。
Q 現在の担当・役割に就任されてからの年月を教えてください。
1年5カ月
Q いま、実務上で抱えている課題を教えてください。
●実施したいことを実現するための人手が足りない
Q 2022年の注力領域を教えてください。
●新規見込み客の開拓
Q 組織マネジメント、人材採用・育成において現在もっとも課題となっていることを教えてください。
●必要な人材の採用・確保ができていない(人材採用の課題)
No.22
デル・テクノロジーズ
テクノロジーとデータを最大限に活用し、新規顧客の獲得、既存顧客との関係性を強化することが重要だと考えています。
あと60%