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広告ビジネスを変える!? ベンチャー企業の挑戦

飲食店とユーザーをつなぎ、フードロス問題を解決

コークッキング

恵方巻の大量破棄問題でフードロスに社会的な関心集まる

近年、フードロスの問題に対して、社会的な関心が集まっている。こうした時流に合わせ、飲食業とユーザーをつなげるマッチングアプリ「TABETE」が注目されている。「TABETE」は飲食や小売りの現場で発生するフードロスを削減するため、開発されたプラットフォーム。手掛けるのはコークッキングだ。

まだ、おいしく安全に食べられるにも関わらず、廃棄の危機に直面する食事を食べ手とつなぎ、売り切ることを応援するプラットフォームが「TABETE」だ。店舗側は掲載料を払うことで、店舗や食事情報を掲載できる。ユーザーは「TABETE」を通して店舗や販売される食事情報を入手し、アプリ上で注文から決済までが完了する。その後、店舗で料理をピックアップするという仕組みだ。

現在、導入している主な企業は、洋菓子の製造販売を行う「ブールミッシュ銀座本店」、「ロイヤルホスト」等を経営するロイヤルフードサービスの「Standard Coffee青山及び山王店」、小田急グループでパンの製造・販売を行っている北欧トーキョーの「HOKUO明大前店」等だ。

2018年にローンチした当初は、1カ月の成約件数は100件ほどだったという。「当時はフードロスと言ってもピンとこない方が多かったと思う。現在は曜日によって差はあるものの、1日500件〜1000件のマッチングが成立している」(伊作氏)。

忘年会のドタキャンで店舗側が用意していた料理を廃棄せざるを得なくなる窮状が報道されたり、コンビニエンスストアで恵方巻が大量に廃棄される状況が取り上げられたり。食品廃棄の現状が各種メディアで取り上げられ、フードロスへの関心が高まっていく中で利用者は増加。また社会問題に意識が高いZ世代からの注目やSDGsへの関心も同社のビジネスに追い風になったという。現在、利用者のボリュームゾーンは30〜40代の女性で全体の6〜7割を占めている。

食品の大量廃棄は従業員の心理的ストレスに

伊作氏はフード提供側のメリットとして「SDGsへの取り組み」「ロスをなくすことでの利益改善」だけでなく、食品を破棄することに対する従業員の心理的ストレスからの解放の3点を挙げる。「特に若い従業員が食品を破棄することへの負担を感じている」のだという。

また実際に導入した企業からは「新しいお客さまとの接点づくりになった」という声も出てきたという。「当社が行った1306人のユーザーを対象にしたアンケート調査によると...

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