一人ひとりを深く理解し 心を動かすクリエイティブを
動画制作のクラウドツール「リチカ クラウドスタジオ」などを提供するカクテルメイクは2021年1月、リチカに社名変更した。社名には、情報を“リッチ”にして「伝える」から「伝わる」へという思いが込められている。合わせて、自社を「リッチコミュニケーションカンパニー」と再定義した。
カクテルメイクの創業は2014年。大学時代から動画制作の仕事に携わっていた松尾幸治氏が設立した会社だ。
同社の強みはクリエイティブ×テクノロジーを融合した提案が可能な点。職人気質のクリエイターは勘を重視して、あまりデータは見ない。一方でデジタルマーケターはデータを重視する。テクノロジーを活用し、データをもとに判断しつつも、受け手の心を動かすクリエイターの感性も持ち合わせた提案ができる会社は存在していなかった。松尾氏は「“いい塩梅”で双方を兼ね備えた提案ができるのが当社の強み」と話す。
こうした思想はさらに進化し、2021年6月にはクリエイティブ、テクノロジー、さらにマーケティングの専門家が結集した「リチカ クリエイティブファーム」の設立に...
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