広告マーケティングの専門メディア

広告業界トピックス

2022年、雑誌は「推し」を取り巻く『コミュニティービジネス』へと変化する

今泉 睦

出版市場は好調に推移?雑誌広告の生き残り戦略が問われる

街には人が戻り、賑わいや活気が戻りつつある中で、新たなコロナ株の拡大により様々な影響が出始めており、予断を許さない。「継続性」や「生き残り戦略」が問われる中で、雑誌広告はどのような「戦略」を描いていくのか。広告のコミュニケーション設計やアクティベーションが変革が求められる中で、出版市場は比較的好調に推移しており、生活者のコンテンツに関する欲求は高い。

また、様々なデバイスやUI/UXの改善とともに、コンテンツや流通の多チャンネル化が進む中でコンテンツサプライヤーと広告主との新しい関係もでき始めていて、「新しい雑誌広告」を考える時を迎えている。

雑誌メディアの力は「推し」 ミッドファネルに加えて効果あり

11月15日に開催された日本雑誌協会広告委員会のセミナーで大阪芸術大学放送学科教授 榊原廣氏(博報堂DYMP メディア環境研究所所長)は、雑誌メディアの力を「推し」と定義付けた。雑誌の「力」については「広告ファネル」において「ミッドファネル上に効果があり、興味・関心領域でのマインドセットに効果的」と調査検証が済んでいる。では「推し」についてはどうか?

雑誌広告はこれまでも「リコメンド(推薦)」や「アドヴォカシー(支持・擁護・代弁)」などで、役割の説明を試みてきたが、その効果検証について研究機関の研究者、大手広告会社、出版社のいずれも着手された様子はなく、残念ながらレポートも見当たらない。私自身も広告会社のメディア担当をしてきた中で雑誌広告についての「推し」・「推薦」・「代弁」といった効果は認識し説明していたものの...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

広告業界トピックス の記事一覧

アフリカの広告業界事情<前編> 「アナログを飛び越え、いきなりデジタルから始まった」
2022年、雑誌は「推し」を取り巻く『コミュニティービジネス』へと変化する(この記事です)
新聞各社のデジタル事業続々 経済情報に特化したサイトなどを展開
今年度、2回目のオリンピック放送 放送時間は前回の平昌大会と同等を予定
やっぱり会えるのが一番!AW NY 初のハイブリッド開催
国際雑誌連合が発表した最新レポート コロナ収束後に出版メディアが繁栄する5つの方向性
「想像することが最大の抑止力」 被爆体験を考える新聞広告企画
NHKネット実施基準変更案 テレビ持たない人向けの社会実証実施へ
「24時間戦えますか?」コピーを彷彿とさせるメキシコのアドパーソン事情
コロナ禍によるDX化は広告営業情報のコモディティを創出した
東京五輪を伝える工夫凝らす 沖縄慰霊の日に合わせた独自企画展開
テレビ・ラジオの営業収入見通し改定 オリンピックセールスが好調に
英国のアドパーソンに 「残業の概念はない」
4マス最速で着手したデジタル送稿 なぜ、雑誌広告のデジタル化は遅れるのか

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する