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広告業界トピックス

今年度、2回目のオリンピック放送 放送時間は前回の平昌大会と同等を予定

明石庸司

オリンピックの国内メディア権はNHKとジャパンコンソーシアム

今夏の東京2020オリンピックの記憶も鮮やかな中、NHKと民放連はこのほど、相次いで2月開幕の北京オリンピックの放送と配信の概要を発表した。

北京冬季オリンピックは、2022年2月4日から20日まで中国・北京を中心に開催される。日本との時差は-1時間。7競技15種別、109メダルイベントが実施される予定で、2018年2月に韓国で開催された前回冬季の平昌大会から、スキージャンプ・男女混合チームなど7メダルイベントが新たに追加された。オリンピックの日本国内のメディア権は、NHKと民放で構成するジャパンコンソーシアム(JC)が2032年夏大会まで取得している。

大会を通じた放送時間は平昌大会とほぼ同規模に

NHKは2021年12月2日、前田会長の定例会見で北京大会の放送とインターネットサービスの概要を発表した。

総合テレビ、BS1で生中継を中心に午前10時過ぎに開始される競技の生中継を中心に放送を行う。また、本放送が始まって初の冬季大会となるBS4Kでは東京大会と同様、フル4Kで地上波のサイマル放送を実施する。BS8Kでもフィギュアスケートなどを生中継する。

放送時間について、総合テレビは大会を通じて約200時間の放送を計画。平昌大会の実績207時間34分とほぼ同規模となる。BS1は約220時間(平昌275時間45分)、BS4K約180時間、BS8K約50時間をそれぞれ予定している。

中継する主な競技は、2月4日の開会式から、“雪もの”ではスキージャンプ女子個人ノーマルヒル、スノーボード男子ハーフパイプのほか、新種目の...

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