データビジネスを見据えサブスクリプションモデルに挑戦したのが、アイウェアメーカーのジンズだ。2021年10月に発売されたのが、ウェアラブルデバイス「JINS MEME(ジンズ ミーム)」の次世代機。本体買い切りタイプだった初代から、アプリ課金のビジネスモデルに転向した背景について聞いた。
SERVICE DATA
ジンズ JINS MEME(ジンズ ミーム)
サービス開始 | 2021年10月14日(初代は2015年11月発売) |
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価格例 | 本体価格19800円(税込)/2年目以降、年間5000円または月500円のアプリ使用料 |
概要 | 2015年に発売した初代に比べ、特許取得のセンサーやバッテリーを小型化・軽量化し、普通のメガネと変わらない装着感を目指した。「6軸モーションセンサー」によって姿勢や運動量を、「3点式眼電位センサー」でまばたきと眼球の動きを計測。「カラダ」「ココロ」「集中」の3つの状態をアプリで確認することができる。今回のリニューアルでは、「知る」だけではなく「整える」として、ヨガやストレッチ、瞑想、行動ルーティンのレコメンド機能などが追加された。 |
利用者層 | 30~40代男女・デスクワーク中心のビジネスパーソンがターゲット。 |
担当部門 | JINS MEME事業部 「JINS MEME」に関わる研究・設計からビジネスモデルの開発を行う。アイウェアのデザインはJINSの他製品も手掛けるデザイナーが担当。 |
データビジネスへの一歩 まずはユーザーを増やすこと
2021年10月に発売が開始になった新型「JINS MEME」。クリエイティブディレクターの岩原一平氏は、新型のリリースにあたり、4つのビジネスモデルを検討したという。①初代と同じ売り切り型、②本体ゼロ円の完全サブスク型、③スマートフォンのような分割支払い型、④本体価格+アプリ課金型。「ビジネスとして最も簡単なのは売り切り型」ではあるが、単なるメガネを...
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