アプリを基点とする CRM施策を提案
独自のメール配信システム「Mail Publisher」をはじめCRMサービスを提供するエンバーポイントの創業は1999年。メールマーケティング黎明期から20年以上にわたり多くの企業のCRMを支援してきた。
CEOを務める、神谷勇樹氏は2020年11月に就任。前々職では、すかいらーくにて「ガストアプリ」を企画したマーケターとして知られる存在だ。その後、2016年にデータマネジメントやAIの技術に強みを持つリノシスを創業。リノシスは購買データなどの様々なデータを統合するモバイルCRMアプリに、心理学、行動経済学なども取り入れ、人の行動を喚起するためのデータを活用したシナリオ設計に強みを持つ。現在、リノシスはエンバーポイントホールディングス傘下となり、リノシスの力も活用した、新たな展開を目指している。
神谷氏は就任以来、メール配信の最適化で培ってきた歴史を生かしつつも、アプリをはじめ顧客接点を拡充する方向で事業を拡大してきた。
「近年の顧客接点の拡充は、企業が顧客に対してプッシュで通知するための手段が増えたと捉えられがち。しかし、その接点は顧客を深く理解するためのデータ取得の入り口としても機能する」と神谷氏。また特にアプリを重視する戦略を考えており、2021年3月にはパーソナライズされたアプリの開発・分析・運用をワンストップで...
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