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「24時間戦えますか?」コピーを彷彿とさせるメキシコのアドパーソン事情

吉井陽交(Executive Director, Advertising Week Asia)

日本の裏側、南米メキシコ ビジネスで何より大切なのは「人脈」

世界の今をリレーでお伝えしている当連載、今回はメキシコにフォーカスしてみよう。読者で南米とのビジネスに関わったことがある人は少ないだろう。私も遠い昔に一度だけ輸入鶏肉のプロモーションに携わったことを思い出すのみ。ところが昨今のAWLatam(南米 Advertising Week)はかつてない数の参加者で大賑わい。特にネットワーキングが目玉になっている。遠い遠いメキシコでは、今何が業界人の間で起きているのか、今回はAWLatamのダグに話を聞いてみた。

業界を知るには社会背景から。ダグはそう前置きして、「そもそもメキシコでは社会のルールがルーズなんだよ。良く言えばフレキシブル、悪く言えば無秩序の許容範囲が広い。日々ルールに沿ってビジネスを行うよりも、柔軟な対応で日々を乗り切っていく創意工夫が必要な社会だね。そんなメキシコ人気質と、表に出ない裏のルールを理解していれば、仕事の機会もうまく得られるというわけさ。」

いきなりのルール破り発言に戸惑うことしばし、さらにダグは続ける。

「いわゆる世渡りが秘訣なんだよ。メキシコではとにかく社交が大切。数多くのネットワーキングへの招待もあるし、自ら催す必要もある。そのなかで人脈を得て、自分のビジネスの種まきをしていかないと成功しない。人々は社交から派生したビジネスによって支えられていると言っても過言ではないと思うよ」。

陽気な行動の裏で繰り広げられる 自分の将来を賭けた「世渡りバトル」

ダグはさらにホフステッドの文化的次元理論のスコアを持ち出して、メキシコ人の生活がいかに多様なカルチャーに支えられているか、ひとしきり難解な説明をした後に、「簡単に...

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