映像のテーマは「変化(VUCA)は、敵か味方か。」
近畿大学工学部(広島キャンパス)は8月3日、新Web CM『MAGROBO(マグロボ)vs VUCA(ヴーカ)』(135秒)を一般公開した。同作品は、近畿大学のシンボルである“マグロ”をモチーフにした巨大ロボット「MAGROBO(マグロボ)」が登場するWebムービー。2019年に第1弾が公開され、話題になっていた。
VUCAとは、Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性、4つの頭文字からなり、「あらゆる環境が変化する予測できない時代」を表す言葉として2010年代からビジネス界でも使われるようになった。昨今、新型コロナウイルス感染症の発生により、混沌とした状況はさらに顕著となり、再び注目されている。
今回公開した映像のテーマは「変化(VUCA)は、敵か味方か。」だ。
物語は、変動性、不確実性、複雑性、曖昧性をまとった謎の生命体「VUCA(ヴーカ)」の襲来から始まる。予測不可能な事態に、慌てふためく対策本部(大人)の姿が描かれる。そんな大人とは対照的に、自力でVUCAに立ち向かうことを決意した近畿大学工学部の学生たちを描く。VUCAは敵なのか、味方なのか。「MAGROBO対VUCA」による壮絶な闘いの末、学生たちが一つの答えを導き出すストーリーだ。
近畿大学工学部 事務長の片山慎一氏は、同作品を通し、「このようなVUCAの時代においても、近畿大学工学部では『実学教育』を通じて身に着けられること、さらに自ら仮説をたて、実装、改良まで行える工学の力=“工学歴”が大いに生き抜く武器となることを表現したかった」と話す。
近畿大学工学部の学生募集の広報を行うにあたり、片山氏らは「コロナ禍によりもたらされたさまざまな“変化”が受験生にとって大きな不安になっていることを真っ先に考えた」という。そこで映像作品には、新型コロナという明らかな敵がもたらした社会の変化と照らし合わせ、「この社会の変化は果たして敵なのか、味方なのか」、と問いかけ...