メッセージ配信を軸としたカスタマーサクセスとマーケティングの支援システム「WEBCAS」を提供するWOW WORLDは、グループ会社でWebサイトでの集客とブランディング支援を得意とするコネクティと、グループ象徴のサービスとなるCDPを10月にリリースする。WOW WORLD取締役兼コネクティ代表取締役社長の服部恭之氏に、サービスについて話を聞いた。
新CDPの提供でワンストップサービスを実現
2021年7月、「WOW」=驚きがあふれる世界をつくるという想いを込め、エイジアはWOW WORLDに社名を変更した。背景にあるのは、2020年9月のコネクティとの資本提携。これにより国産クラウドCMSトップベンダーであるコネクティの「Connecty CMS on Demand」と、WOW WORLDの国内7000社以上の導入実績を誇るメール配信等のコミュニケーションシステム「WEBCAS」が揃い、販売促進・マーケティングの施策における見込み顧客の発掘からロイヤルティ化までのサポートが可能になった。
WOW WORLD取締役兼コネクティ代表取締役社長の服部恭之氏によると、コミュニケーションのデジタル化は業種・業態を問わず喫緊の課題。デジタル化の仕組みを構築する目的策定からの支援も多いという。そこで2021年10月、より一気通貫したサービス提供を目指し、コネクティは新CDPを発表。CMSとCDPを併せたクラウドサービスシリーズ「Connecty Communication Strategy Cloud」として展開する。
特徴は、国産のクラウドサービスであり、外資系のCMSやCDPと比較して安価に利用が可能なこと。そして大規模なコンテンツとデータマネジメントが共通のプラットフォームで可能になる。例えば、CMSで管理しているWebデータに加え、自社で保有する顧客属性、EC、営業履歴、アンケート等の膨大なデータの統合、管理、分析ができる【図表1】。
これによりメッセージ配信等のマーケティング施策への展開や精緻化を後押しし、企業のコミュニケーションをより統一感のあるものへと導く。また、複数部署、複数人での管理が可能なため、特に数千〜数万規模のアクセスや複数ブランドのサイトを持つ企業にとっては救世主とも言えるサービスだ。
今後はさらに「WEBCAS」との連携を強化し、メッセージ配信等も容易にできるようにする。グループ全体で「顧客との長期的な関係性を築くことができるサービス」を目指していくと、服部氏は話した。
株式会社WOW WORLD
〒141-0031 東京都品川区西五反田7-20-9 KDX西五反田ビル4階
TEL:03-6387-8080(ワオワオ)
E-mail:webinfo@wow-world.co.jp