前回のリオ五輪と比較 動画再生数は2.7倍に
コロナ禍で行われた東京2020オリンピック・パラリンピック。東京を中心に緊急事態宣言が発令されている中、開催の直前に無観客で実施が決まり、観戦はテレビとネット配信に限られた。民放連とNHKはそれぞれネット配信の結果を公表し、いずれもライブ配信の視聴が大幅に伸びたことがわかった。
民放連は9月9日、民放オリンピック公式サイト「gorin.jp」および公式テレビポータル「TVer」の東京オリンピックの配信結果を公表。日本選手の活躍と自国開催でありながら、ほとんどの競技が無観客で行われたことも影響してか、過去最大のアクセス数および動画再生数を記録した。
計測期間は、オリンピックの競技が開始された7月21日から閉会式の8月8日までの19日間。
gorin.jpのアクセス数(PV)は、1億9150万PVと、これまで最もアクセス数の多かった2018年ピョンチャン大会(5850万PV)の3.2倍以上を記録した。動画再生数はライブストリーミングとVODの合計で同約2.2倍の7400万ストリームを記録。また、前回夏季の2016年リオデジャネイロ大会に比べて、アクセス数は3.4倍、動画再生数は2.7倍に達した。
大会期間中、最も視聴されたライブ配信は、「サッカー男子 準決勝 日本vsスペイン」(8月3日20時)の172万ストリーム。一方、ハイライト動画(VOD)では「新競技で快挙!堀米雄斗が圧巻の滑りで金メダルを獲得!スケートボード男子ストリート」が48万ストリームと最も視聴された。
VODよりライブ視聴 これまでとは逆転の現象が発生
gorin.jpはオリンピック期間中、民放テレビ地上波で生中継を...