創業186年 種苗業界を常に牽引
タキイ種苗は、誰もがよく知る童話をモチーフに、物語の中の“タネ”に注目した新WebCM「世界のタネ物語」シリーズを7月15日よりタキイ種苗YouTube公式チャンネルにて公開した。
タキイ種苗は、1835年に大森屋治右衛門が創業した種苗会社。今年で創業186年、会社設立から101周年を迎えた。
1985年に発売した「桃太郎トマト」の登場でその名を広く知られるようになったタキイ種苗は、長年にわたり先駆者として業界を牽引してきた。1905年には日本で初めてカタログによる通信販売をスタート。1942年には月刊誌を創刊し、1948年には長岡交配(タキイ交配)トマトの「福寿一号」「福寿二号」を発表するなど、民間企業として交配種販売の先鞭をつけた。
現在では、滋賀県や茨城県など、日本各地に研究農場を持つだけでなく、アメリカやメキシコ、ブラジル、フランス、ハンガリー、インド、中国など14カ国に拠点があり、開発や生産、販売を行っている。
しかし、タキイ種苗広報出版部の緒方涼子氏は、「社名の認知度」に課題があると話す。
「『桃太郎トマト』の名前を知っていても、タネを品種開発したタキイ種苗を知らないという方はたくさんいらっしゃいます」と緒方氏。「特に若い世代の方には、野菜や花のタネを開発する種苗業という業態があることすら、あまり知られていません」。
童話をモチーフにした“タネ”にまつわる物語
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