「Woltって誰?」は実話から生まれた案だった
デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japanは、女優の水川あさみさんをイメージキャラクターに起用した新テレビCM「ウォルトって誰?」シリーズの放映を2021年7月12日より開始した。第1弾では、「ウォルトって誰?お家篇」、「ウォルトって誰?美容室篇」を放映。続く8月9日から23日の期間は、シリーズ続編「ウォルトって誰?お家篇その2」「ウォルトって誰?タクシー篇」を放映した。
「Wolt」は2014年にフィンランド・ヘルシンキで創業したフードデリバリーアプリを開発するテクノロジー企業だ。現在、世界23カ国180都市、日本では2020年3月からサービスを開始し、19都道府県33都市で展開をしている。デリバリーサービスは、日本国内でもここ数年で数多くの企業が参入し、コロナ禍でさらに市場は拡大した。
Wolt Japanマーケティング部の豊﨑諒氏によると、今回のキャンペーンは「ブランド認知とサービスの特徴に対する認知向上を目的に行った」という。ブランドキャンペーンはWolt Japanだけでなく、グローバルとしても初めての試みとなる。
競合他社と違い、Woltのブランド名には食に関するキーワードが含まれていない。そのため、初めて「Wolt」というブランド名だけを聞く人にとっては、Wolt=フードデリバリーサービスの会社とは分からない。今回のキャンペーンの名称になった「ウォルトって誰?」も、実話から生まれたアイデアだという。
「今回のキャンペーンを担当したTBWA\HAKUHODOの方がWolt Japanのブランドキャンペーンのコンペに参加する旨を上長に報告した際、上長から発せられた言葉が『ウォルトって誰?』だったそうなんです」と豊﨑氏。
「その話を聞き、日本進出から1年半で、ブランド認知&サービス認知がまだまだこれから、という今の当社だからこそ可能なコミュニケーションを通じてWoltらしさやユーモアを感じていただけると確信し、『ウォルトって誰?』という...