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自治体企画は周年事業のショーケース

パートナーは200社超 コラボで祝う情勢を創出した埼玉県の150周年事業

福山一郎氏、中島直輝氏(埼玉県)

NHK大河ドラマ『青天を衝け』や映画『翔んで埼玉』などで注目を集める機会も多い埼玉県。県政150周年にあたり、埼玉県では事前準備を積み重ねた数々の事業を実施。プロジェクトの全体像と今後の展望について、埼玉県県民生活部県民広聴課の2人に聞いた。

公募によるロゴマークとキャッチコピーを組み合わせた埼玉150周年プロジェクトのシンボル。

「知る」「祝う」「伝える」3つのコンセプトを軸に企画が始動

廃藩置県により1871年11月14日に誕生した埼玉県。埼玉県では、150周年プロジェクトを実施するにあたり、「知る」「祝う」「伝える」という3つのコンセプトを掲げている。同県では、周年プロジェクトの本格始動として、2020年7月に埼玉150周年特設Webサイト「Colorful(カラフル)」を公開。「Colorful」のコンテンツも、以下のようにこの3つのコンセプトを軸に制作されている。

●埼玉を「知る」

・埼玉のこれまでの歴史を紹介
・偉業を成し遂げた3名の偉人、渋沢栄一、荻野吟子、塙保己一を紹介

●埼玉を「祝う」

・ロゴ・キャッチコピーの紹介
・パートナー企業紹介
・埼玉ゆかりの著名人からのお祝い
・メッセージ紹介
・記念イベント、商品紹介

●埼玉を「伝える」

・知事からのメッセージ
・著名人が埼玉県について語るインタビュー企画「SAITAMARIBA(サイタマリバ)」
・文化・芸能・スポーツなどの分野で個性を発揮している人々に話を聞いた「Painters」
・埼玉の“いいね”動画を集めた「SAITAMA動画コレクション」

3つのコンセプトについて、周年事業プロジェクト推進の中核を担う埼玉県県民広聴課の福山一郎氏と中島直輝氏は、「150周年は県内外に埼玉の魅力を発信する機会。埼玉を知り、見つめなおし、それを未来へ続くよう発信していきたいという思いを込めた」と話す。

Webサイト名の「Colorful」は、埼玉県の愛称である「彩の国」に由来するほか、「150年積み重ねてきたのは、県民一人ひとりの個性。その個性で今後も埼玉を色鮮やかに彩ってほしい」との願いを込めて名付けられたという。

埼玉県では、この周年プロジェクトに向け、一昨年である2019年度から準備を進めてきた。中心となっているのは、県庁の県民生活部の職員6名。また、サイトの構築や専門的な知見からのアドバイスを得るため、企画・制作におけるアドバイザーとしてイベントの企画運営を行うプロデュース会社とも協働しているという。

外部の知見について福山氏は「県庁の同部署のメンバーだけでは、視点や意見が固まってしまう。外部のアドバイスをもらうことで、プロジェクトの幅が広がりました」と話す。

150周年特設Webサイト「Colorful」では、「知る」「祝う」「伝える」という3つの周年事業のコンセプトに沿った、多様なコンテンツが用意されている。

コラボアイテムは約30種200社以上が事業パートナーに

特設サイト公開後、プロジェクトを本格始動させた同県は、2020年7月31日より周年のロゴマークとキャッチコピーを一般公募。ロゴマーク1,135点...

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