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読者は雑誌をいつ読んでいるのか? 調査結果で示す「コンテンツ力」

今泉 睦

媒体の多様化が進む「雑誌」リーチ数を測る方法は、「ない」

昨年から今年にかけて、かつては一世を風靡した「紙」雑誌の休刊や不定期刊のニュースが相次いだ。今年5月に日本雑誌協会から発表された、2021年1月から3月の印刷証明部数の動向を見ると、昨年同期よりも部数が減った媒体が7割程度、増えた媒体が約2割、ほぼ変わらないといった媒体が約1割ほど見られた。

この数字だけ見ると「雑誌は元気がないね」といった会話が広告業界内では聞こえてくるのだが、これは紙雑誌の話であって、「雑誌コンテンツ」の発行尺度ではないと考えている。

デジタル化が進むと、世の中ではさまざまなことが変化する。しかも、それはある時にいきなり変わったりする。例えば一時期、腕時計をしている人を見かけなくなった。その背景には、携帯電話の普及で時刻がわかるようになったことが事実のひとつとして存在しているだろう。

しかしながら最近は一時期より腕時計をしている人は増えているように思う。その正体は「スマートウォッチ」だ。「スマートウォッチ」を「時計」と捉えるかどうかは異論を唱える人もいるとは思うが、やはり「スマートウォッチ」は「腕時計」だと個人的には思っている。

「雑誌」についても同様のことが言えるのではないだろうか。電車の中でスマートフォンを操作している人は多いが、その画面越しに電話をしている人は、ほとんどいない。SNSを除けば多くの場合、スマートフォンの画面越しに見ているのはゲーム、動画、映画、ニュース、漫画、雑誌などさまざまだ。

家の中でも...

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