商品が長く愛され続けるために、土台づくりを大切にしたい
次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回は春日井製菓 デジタルマーケティング部で活躍する吉村茜里さんに話を聞いた。
R30のホープたち
次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はジェーシービー マーケティング部で活躍する大森直人さんに話を聞いた。
クレジットカードの発行をはじめ、スマートフォン決済のQUICPay(クイックペイ)など、時代とともに形を変えながら日本の「決済」を支えてきたJCBは、今年で創業60周年。1981年には日本発、唯一の国際カードブランドとして海外展開を開始するなど、常に業界の最前線を走り続けてきた。
そんな同社のマーケティング戦略室で活躍する大森直人さんは、データマーケティングに従事する29歳の若手マーケター。同社とビックデータ解析ノウハウを持つナウキャスト社が開発した「JCB消費NOW」という、消費動向を調査する対外的なリサーチサービスの開発・運営に携わっている。
実は大森さんがマーケティング部に配属になったのは3カ月前のこと。「JCB消費NOW」はそれまでは対外的に提供することを主目的として運営されていたが、自社のデータマーケティングへの活用強化に伴い、「JCB消費NOW」とともに大森さんがマーケティング部の所属になったのだ。
商品として扱っていた「JCB消費NOW」の社内活用強化にあたり、これまでとは異なる視座でデータの利用価値について考えるようになったと大森さんは話す。
「これまでは、他の企業のマーケティング活動に貢献することが主な目的に仕事をしてきたので、消費動向を正確に数値化することがKPIとなっていました。しかし、自社内での『JCB消費NOW』利用を強化するとなると...