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「世界に、あたらしい気分を。」 多様性を体現したブランドムービー

本田技研工業 「All-New VEZEL e:HEV」ブランドムービー

本田技研工業は5月3日、「All-New VEZEL e:HEV」のブランドムービーを公開した。

目指したのは一方的な発信でない 長く続くコミュニケーション

本田技研工業は、「All-New VEZEL e:HEV」(以下、新型VEZEL)の発売に伴い、新テレビCM「e:HEV」篇、「AMP UP」篇を全国で放映開始した。

さらに、今注目のアーティスト、藤井風さん初のCM書き下ろし新曲「きらり」をフルコーラスで使用したブランドムービーを楽曲リリースに先駆け、5月3日にキャンペーンサイトにて一部公開した。

VEZEL e:HEVのコアメッセージは、「世界に、あたらしい気分を。」。4月からオンエアされている同ブランドの2本のテレビCM、WebCM、そして新たに公開されたブランドムービーに登場しているのが、13人と2匹のアンバサダー、通称“GOOD GROOVER”だ。

俳優の井浦新さんや玉城ティナさん、コメンテーターのモーリー・ロバートソンさんら、各界の第一線で活躍する、さまざまな国籍や年齢、バックボーンを持つメンバーで結成されている。同クリエイティブはこの“GOOD GROOVER”が、スマートフォンや多種多様なカメラで思うままに撮影したムービーで、構成されたものだ。

本田技研工業 商品ブランド部 宣伝企画課の野口拓真氏によると、新型VEZELのターゲットは、「何かを創ったり発信したり、クリエイティブなことに興味がある人」「さまざまなコミュニティに属し、年代や性別に捉われず、オープンでフラットなつながりを大切にしている人」。ターゲットの価値観に響くよう、キャンペーンのコンセプトを「Co-Creation」に設定した。「自動車は『思い立ったら即購入』という商材ではないため、企業からの一方的な発信だけでない、長く続くコミュニケーションを目指しています」(野口氏)。

ムービーの最後に登場する「GOOD GROOVE」はCMの楽曲「きらり」を歌う藤井風さんの直筆。

今までにない“クルマ表現”で商品の魅力を訴求

今回の映像の肝は、出演しているアンバサダーたちもカメラを持ち、スマートフォンやフィルムカメラ、8mmを持って、互いに撮影しあっている点だ。「アンバサダーは、SNS時代のカメラ作法に精通している方ばかりです。それぞれの視点で新型VEZELと楽しむ様子が記録されています」。

撮影時の写真や映像は全部で数万ファイルにものぼったと野口氏。車内で「きらり」を歌ったり、並走する車にカメラを向けたり、窓の外の景色を撮ったり。どれもドライブの何気ない瞬間を切り取った1コマだが、そこにある空気感や一体感をそのまま伝えることが、クルマのコミュニケーションとしては新鮮だと感じた、という。「見せたいクルマのアングルなどももちろん大事ですが、それよりも各々の視点や小さな気づきを大切にすることで...

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