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カレー開発を通して市場調査やプレゼンを学ぶ― 東海学園大学 伊藤久司ゼミ

伊藤久司ゼミ(東海学園大学)

    [SEMINAR DATA]                           
    ゼミ名 伊藤久司ゼミ
    設立 2012年
    学生数 1年生:13名
    2年生:14名
    3年生:14名
    4年生:17名

    東海学園大学 経営学部・大学院経営学研究科
    伊藤久司教授

    早稲田大学大学院理工学研究科博士課程単位取得満期退学後、名古屋経済大学教授等を経て、現職。主な著作物として『現代社会の消費とマーケティング』など。経営関連学会協議会理事、日本消費経済学会副会長、日本消費者教育学会常任理事、愛知県みよし市総合計画審議会委員長、消費生活アドバイザー資格試験技能審査委員などを歴任。

カレー開発を通して市場調査やプレゼンを学ぶ

東海学園大学経営学部の特徴は、1年次から少人数制のゼミが開講されることにある。春学期は学籍番号で割り振られ、自由に選択できるのは秋学期から。2年次、3年次と進級のタイミングで選びなおすことはできるが、8割以上の学生が、初めに選択したゼミで持ち上がるという。

伊藤教授が重視しているのは、座学だけではなく、学外とも連携しながら様々な現場を体験すること。

「特に気を付けているのは、“情報を提供しすぎない”ということ。学生たちが自ら考える過程を重視し、私はファシリテーター的な位置になるように心がけています」。

1年次の秋学期に取り組む活動が、「とうがくカレー」の開発だ。オリエンタル社とコラボレーションし、今年で8年目を迎える。学生たちの手でつくられたレトルトカレーは主に、オープンキャンパスや地域イベントなどでノベルティとして配布されるもの。経営学部の伊藤ゼミのほか、健康栄養学部、人文学部と他学部の学生も合流し、学生主導でプロジェクトは進む。

製作期間は約半年で、まずはカレーを深く学ぶところからスタート。オリエンタル社のアドバイスを受けながら、商品コンセプトや味、パッケージをいちから開発していく。高校生に対する味覚調査など、データ分析や市場調査を行ってコンセプトを固め、製品化の段階では地元の企業に素材提供の交渉を行うこともあるという。

「3グループに分かれて、最終的に選ばれたひとつが製品化されます。例年切り口は様々ですが、今年は『学長カレー』。実際に学長にインタビューをして、具材やパッケージデザインを...

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