三菱商事とunerryが資本業務提携 行動データを基にした事業を推進
三菱商事と、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank®」を運営するunerryは4月22日、資本業務提携契約の締結を発表した。
三菱商事が推進する都市開発・都市運営事業(スマートシティ)等における、行動データを基にしたビジネス展開を視野に入れている。
両社の連携は、三菱商事が運営する商業施設において、コロナ禍の影響による消費者変化の調査やそれらを踏まえた集客、賃貸支援業務をunerryがサポートしてきたことなどが背景にある。
unerryは、位置特定技術「ビーコン」を利用し、人の行動に関するビッグデータを管理するプラットフォーム「Beacon Bank(ビーコンバンク)」を開発・運営。ビッグデータの解析や販売予測モデルの構築、それに基づいた広告・販促・店頭体験の提案等、流通・小売業向けのサービスを提供している。
両社は海外展開も積極的に進めていくとし、三菱商事がインドネシアにおける不動産デベロッパー最大手の1社であるSinar Mas Land社と協業検討を開始。ジャカルタ郊外のBumi Serpong Damai地区全体のスマートシティプロジェクト等で、同社に対して様々な提案を行っていくとしている。
電通グループのグローバル横断組織 ヘルスケア領域に特化
電通グループは4月21日、ヘルスケア領域のビジネスとマーケティングに関わる統合ソリューションの提供に特化したグローバル横断組織「dentsu health」を発足した。グローバル・プレジデントには、北米のメディカルマーケティング専門誌MM&Mから「Agency Marketer of the Year」に、PharmaVoice誌から「ライフサイエンス領域で最も影響力を持つ100人」に選定されたMatt McNally(マット・マクナリー)氏が就任している。
同組織は、世界中の電通グループに属する2000名を超えるヘルスケア領域ビジネスとマーケティングのスペシャリストのノウハウを結集。電通グループが事業を展開するすべての地域において、ヘルスケア領域におけるメディア、クリエイティブ、CX、ストラテジー、アナリティクス、テクノロジー、顧客管理などのサービスを、顧客企業それぞれに最適な形で統合して提供する。
日本では、電通ジャパンネットワーク(DJN)の傘下に横断組織としてのdentsu healthを発足し、電通、電通デジタル、電通アイソバー(2021年7月より電通デジタルに統合予定)、電通メディカルコミュニケーションズを中核企業と位置づけて活動を開始する。
CCCマーケティングがUNCOVER TRUTHと資本業務提携
CCCマーケティングは4月28日、UNCOVER TRUTHと資本業務提携契約を締結したことを発表した。
CCCマーケティングはTカード会員のライフスタイルデータや行動データをもとにしたソリューションを提供するマーケティングカンパニー。年間トランザクション50億件超におよぶ購買データや7000万人を超える生活者の多様なデータを基に、様々な...