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R30のホープたち

「究極の顧客志向」でファンの輪を広げるイベント企画を

岩城佳那さん(ヤッホーブルーイング)

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はヤッホーブルーイング よなよなエールFUN×FAN団(ファンイベントユニット)で活躍する岩城佳那さんに話を聞いた。

ヤッホーブルーイング
よなよなエールFUN×FAN団
(ファンイベントユニット)
ユニットディレクター
岩城佳那(いわき・かな)さん 28歳

2015年ヤッホーブルーイング新卒入社。ファンとのコミュニケーションを軸とした公式Facebook運用の担当者、数千名のファンが集まる「よなよなエールの超宴」をはじめとするファンイベントの企画・実行の責任者を務めた後、2019年12月より現職。

ファンを“つくる”のではなく ファンの輪を“広げる”

「ビールに味を!人生に幸せを!」をミッションに掲げ、日本のクラフトビール、エールビール市場を牽引してきたヤッホーブルーイング。1997年に創業した同社は、ビールメーカーとして日本における新たなビール文化の創出やビールファンの幸せのために日々奮闘している。

「顧客は友人」「究極の顧客志向」という企業文化のもと、何よりも顧客との接点や交流を大切にする独自の社風が魅力だ。そんな、顧客のことを第一に考える同社で、顧客向けイベントの企画を担当しているのが入社7年目の岩城佳那さん。すでに同社の製品に興味を持っている顧客を対象に、企業ミッションに共感し、ファンになってもらうためのイベント施策を企画・運営する部署の責任者を担っている。

ヤッホーブルーイングでは「よなよなエールの超宴」と呼ばれる、人気のリアルイベントがある。しかし、コロナ禍でこうしたイベントの開催は難しくなってしまった。

「コロナ前までは直接、お客さまにお会いすることでロイヤルティアップはもちろん、深い顧客理解を持って業務に取り組んだり、スタッフのモチベーションアップにつながっていました。しかしリアルイベントを開催できないコロナ禍ではその強みが存分に発揮しきれなくなった気がして、不完全燃焼だと感じていました。そんな中で実施したオンラインイベントでは大勢の皆さんに集まってもらい、改めてお客さまの製品や当社への想いを感じました。コロナ禍であろうと顧客接点こそが当社の強みと再認識しました」(岩城さん)。

厳しい状況になった...

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