インタラクティブでエンタメ性ある「ゲーム」が広告の可能性を拓いていく
絵画からキャリアを始め、3DCGや現代アートで社会課題に挑むアーティスト、藤嶋咲子さん。「バーチャルデモ」ではSNSの力を可視化し、「WRONG HERO」ではジェンダーバイアスへの問いをゲーム形式で表現するなど、新しいアートの形で人々の抑圧された声を浮かび上がらせている。広告やメディアが抱える課題に対しても、独自の視点を投げかける。
作家の自立性を尊重しつつ、方向性を示唆することが、キュレーターとしての役割であると話した。
《Rhizome》2021「ライゾマティクス_マルティプレックス」展示風景(東京都現代美術館、2021年)photo by Muryo Homma(Rhizomatiks)
現代アートの展覧会を企画することが多い長谷川氏。現代アートは教科書に載っているような歴史的作品と比較すると初見の人が多いため、そのような人々に新しい体験や驚きを提供できるよう、想像力を駆使して展覧会をつくり上げている(画像は「ライゾマティクス_マルティプレックス」展 東京都現代美術館)。
《Rhizomatiks×ELEVENPLAY “multiplex”》2021「ライゾマティクス_マルティプレックス」展示風景(東京都現代美術館、2021年)photo by Muryo Homma(Rhizomatiks)