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宣伝会議賞

第58回「宣伝会議賞」ファイナルレポート─審査講評(2)

審査員に今回の審査を終えての講評を聞きました。

    ADKマーケティング・ソリューションズ
    野原ひとし

    コピーを考えることを楽しんでくださいね。私も審査を楽しんでいます。

    電通
    野原靖忠

    もちろん膨大なコピーは玉石混交ではあるのですが、「玉」を見つけた時はほんとお宝を発見したような高揚感を感じます。「見て見て!こんなコピーあったよ!すごいね。上手だね」と。「いいコピーを書くことはいいことなんだと、コピーライター達は信じていたい」。誰かのコトバを思い出します。

    電通
    橋口幸生

    上位作は、レベルが高くて驚きました。自分より上手なんじゃないかと思わせられるコピーも沢山あり、焦っております。いずれにせよ、コピーに感心を持ってくれた方が大勢いるのは、嬉しいです。リモートワークで活躍するのは、話し言葉より書き言葉が上手な人。応募してくれた皆さんに、広告に限らずどんな業界でも活躍する力があるのは間違いないと思います。お疲れ様でした!

    新東通信
    長谷川裕晃

    何千本の中から数十本を選ぶ。何度も何度も見直し、通過コピーを決めました。その中でも「あっ、これは!」というコピーは、光り輝き、圧倒的な存在感でアピールしてきました。自分なりの視点で、他にはない強い意志を持った妄想力の高い生きたコピー、ステキです。今年もありがとうございました。

    電通
    濱田雄史

    普段、みなさんが何かを買うとき無意識にその商品を選んでいると思うのですが・・その自分の無意識を深く掘ってみると、そこに良いコピーのヒントが眠っていることが多々あります。日頃から、そのヒントを探すクセをつけてメモっていると時々、とっても良いコピーが書けると思います。がんばってください!

    電通
    林 尚司

    ラジオCMの審査をして、僕の頭に現れたのは、「みんなは、ラジオCMを聞いてるのか?」という疑問だった。いい作品を書きたければ、まずは聞くことだ。過去の名作を片っぱしから聞き込むことだ。さらに、ラジオ自体を聞くことだ。話し言葉は、奥が深いし、おもしろい。それは、CLUBHOUSEで、ほら、わかるだろ。

    シカク
    原 晋

    従来の視点を飛び出して課題を見つめるには、誰もが最初に書きそうなコピーを捨てる潔さが必要かもしれません。それには、課題となった商品やサービスにどのくらいの時間向き合えているかが大切。たくさんの情報と視点を獲得し、他の誰かでは描けない発見をする。宣伝会議賞だからこそできる冒険にチャレンジできた時、輝いて見えるコピーになるはずです。

    夢の稗田
    稗田倫広

    数千本のコピーを審査していると、必ず数本、ああこの人はこんなものの見方をするんだ、と感動させてくれるコピーに出会います。コピーの書き方というよりコピーの視点。その商品を自分の人生にいかにグッと引き寄せて考えられるか、他とは違うコピーを生み出す大事な要素かもしれません。思ってないこと書いてもしかたないですもんね。

    ocy(沖縄クリエイターズ結い)/GYOKU
    久田友太

    今年も多くのコピーを見させて頂きました。このコピーのアイデアいいかもと思って残しておくと、後から似たようなアイデアがいくつも出てくる。審査で残った作品は「いいかも」ではなく、さらにもう一段も二段も良いと思わせる言葉でした。受賞した皆様はもちろんですが、審査を通過した皆様も、おめでとうございます。

    電通九州
    左 俊幸

    超自戒を込めて言わせて頂きますけど、最近広告がどんどんベタになってきているので、その流れに抗いながら、自分がイイ!と思えることをやり切る人に出てきてほしいですし、自分自身もそうありたいなと思っております。お互いがんばりましょう!

    writing style inc.
    蛭田瑞穂

    カンヌ国際映画祭の新人賞に相当する「ある視点部門(Un Certain Regard)」は直訳すると「確かな視点」。それこそがプロのコピーライターに求められるものです。コピーライターになりたて、もしくは、これからなろうとするみなさん、宣伝会議賞という場でぜひその視点を磨いてください。

    電通 関西支社
    廣瀬泰三

    「違う」には一番価値があることを再認識しました。審査される他のコピーと違う、今までと違う、どれとも違う、とにかく違う。「違う」はそれだけで目立つ。でもそれが一番難しい。誰とも似てない「違う」を見つけた人、ホンマにおめでとうございます。

    電通 関西支社
    古川雅之

    今年、たくさん考えて、書き散らかして応募して、残念ながら日の目を見なかったコピーたち。捨てないで。たとえば1年後、目を皿にして読み込んだ企業からのオリエン情報を忘れた頃、そのコピーだけ見てどうでしょうか。自分のコピーから学ぶ。時間がたつと、コピーの弱さや出来てなさも見えやすかったりします。で、捨てる。

    BBDO J WEST
    古屋彰一

    正しい論理を探すより、常識を破壊することに力点を置いた方が良い。大量の正しいコピーを瞬間的に落選させながら、確信しました。

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