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ブランディングメディアとしてのOOHの可能性

コロナ禍でOOHはどう活用された?注目の集まった事例を振り返る

不要不急の外出の自粛が求められ、街の人が減ったコロナ禍。OOHの価値も問われることとなったが、シーンや場所をとらえることで強いメッセージを届ける活用方法も見えてきた。ここでは、そのOOHの価値を活かした事例をいくつかピックアップして、紹介する。

01 明治
明治R-1、ラジオで集めた受験生の声を広告に「四択で迷ったら、3は裏切らない」

明治の「明治プロビオヨーグルトR-1」は、2021年2月1日から14日まで受験生の生の声を使用したOOHを、渋谷駅前と東京メトロ銀座線・丸ノ内線の車内で展開した。「語感のいい言葉は『墾田永年私財法』」、「四択のマークシートで迷ったら『3は裏切らない』」など“受験生あるある”をコピーに起用。受験シーズンに入っても、新型コロナウイルスの収束の兆しは見えない状況下で、不安を抱える受験生の心を和ませることを狙った。


02 U-NEXT
U-NEXTが六本木駅で ギャラリーのように広告を展示

U-NEXTは2021年3月22日〜28日、都営大江戸線六本木駅にて、51人のポートレート写真と“愛する映画作品名”をギャラリーのように展示した広告「地下鉄フォトギャラリー『人生と映画展』」を掲出した。「人それぞれの人生があるように、人それぞれに愛する映画がある」をテーマに、写真家 正田真弘氏が、飲食店店主や医療従事者、学生など職業も世代も性別も異なる人々を撮影。その写真の中に“愛する映画作品名”を配した。


03 キリンビバレッジ
「午後の紅茶」が35周年で 日本一長い124メートルの交通広告を掲出

キリンビバレッジは...

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