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R30のホープたち

「顧客は何を求めているのか」 情報インプットを忘れず心を掴むコンセプト開発を

本後嬉々さん(アダストリア)

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はアダストリア 広告宣伝部で活躍する本後嬉々さんに話を聞いた。

アダストリア
広告宣伝部
本後嬉々(ほんご・きき)さん 26歳

2017年に文化学園大学を卒業後、インターネット広告代理店に入社。営業・分析等を担当。翌2018年にアダストリアに入社し、ローリーズファーム営業部にてデジタル業務に従事。2020年より同社広告宣伝部にて公式WEBストアのPRや各ブランド施策などに携わる。

楽しく、そして心地よく お買い物ができるように

グローバルワークやニコアンドをはじめ、グループ30以上の人気アパレルブランドを展開するアダストリア。昨年10月には韓国発のセレクトショップ「ALAND(エーランド)」をオープンし、開店直後から行列ができるなど話題になった。

ECにも注力しており、同社のブランドをすべて扱う公式Webストア「.st(ドットエスティー)」の会員数は1100万人超。現在、同ストアでタレントを起用したプロモーションも実施するなど、オンライン・オフライン問わずファンの心を掴んでいる。

同社の本後嬉々さんは、広告宣伝部でマーケティング活動に従事する26歳。広告出稿のプランニングからデータ分析、プロモーションの企画やコンセプト開発など、多岐にわたる業務を一貫して担当。先述の「.st」のプロモーションにも携わっている。

同社の広告宣伝部は、ブランドごとに担当を設けているわけではない。一人の担当者が、施策ごとにブランドを横断する形で活動を行う。あるブランドの施策で培った経験やデータをまた別のブランドに生かせるよう配慮した体制だ。

これまで、さまざまなブランド担当と協力し、その時々に合うノウハウを提供してきた本後さん。そんな本後さんが最も印象に残っている業務は、先述の「ALAND」の立ち上げに携わったことだったという。「ALAND」は、韓国のライフスタイル型ストリートセレクトショップ。日本での展開は初めてで、同社にとっても初のライセンス事業だ。

「『ALAND』は韓国好きの日本人に人気のショップ。これまでは...

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ターゲットは子どもと保護者 食玩のワクワク感を伝えエンゲージメントを醸成する
「機能」と「情緒」、両方の価値に訴え、ブランドの成長に貢献したい
「お客さま目線」で、データと生の声の両方を生かした人間力の高いマーケターに
強みを生かして会社初のインスタライブを企画し出演 新店舗のメインMDも担当
商品のコアを守りつつ、時代に合わせてブランド価値を高める挑戦を続けたい
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