過去最高となる5万503点の作品が集まった、第5回中高生部門。昨年以上に入賞が難しくなった中で、グランプリをはじめとする各賞を受賞した19作品を発表します。一般部門にも決して引けをとらない素敵な作品で見事受賞された皆さん、おめでとうございます!
河合塾【キャッチフレーズ】
オンライン授業が浸透する中、河合塾に通う価値を感じるキャッチフレーズ
グランプリ
みんないまどこ?

神奈川県立相模原中等教育学校 秀平晃一(14歳)
今回私が応募させていただいた作品は頭の中に偶然浮かんできた言葉です。しかしその意味を考えていると河合塾の先生や生徒、その保護者、どの立場の人にとっても共通して使える言葉だなと思い応募させていただきました。応募したときはこんな作り方でいいのか、もっと意味を深く考えて作らなければならないのではないかと思い不安でした。しかしこのような賞を受賞したことでこの作り方は間違っていなかったのだと認識することができ、うれしく思います。
[講評]
コロナ禍でこれまでのように教室に集まって、みんなで勉強できなくなってしまったからこそ響く作品だと思います。オンライン授業では友達が勉強する場所はもちろん、勉強の進捗状況もわからない。「みんないまどこ?」と聞きたくなる気持ちがいろいろな角度から感じられる作品でした。今しか言えないこと、この商品でしか言えないことが上手く入っている作品です。
弘文堂【キャッチフレーズ】
『こども六法』の魅力を広めるためのキャッチフレーズ
準グランプリ
いーけないんだ、いけないんだ。
刑法に、よりますと。

愛知県立岡崎北高等学校 澤田 凜登(17歳)
とても嬉しいです。もともと言葉遊びのようなものが好きなので、短いコピーを色々と考えてみるのはとても楽しかったです。この度はありがとうございました。
[講評]
最初の審査員投票から票が集まる人気の作品でした。弘文堂さんのコピーには他にも良い作品がたくさんありましたが、その中でもこの作品は子ども向けということがわかる上に、「いーけないんだ」のメロディーが聞こえてくるような感覚になるのも良いなと思います。誌面にこの作品が掲載されると、救われる人も少なからずいるのではないでしょうか。