モバイルビッグデータで読み解く コロナ禍で人々の『移動』はどう変わった?
コロナ禍で、私たちが日々目にするようになった情報のひとつに、ターミナル駅など主要なエリアの人出に関するデータがある。携帯電話が広く普及し、そこから得られる位置情報によって人の“移動”を可視化することが可能になったからこそ受けられる恩恵だ。
新しい「消費」、新しい「商圏」
コロナ禍で自宅にいる時間が長くなり、部屋を居心地の良い場所にしたいと考える人が増加している。そんな中で新たに需要を伸ばしているのが、「絵画」の領域だ。国内初の絵画サブスクリプションサービスを展開する、Casie(カシエ)代表取締役社長CEOの藤本翔氏に話を聞いた。
CasieコンセプトPVより。“日常の中の絵画”が描かれる。
画面越しのコミュニケーションのきっかけとなるような「リモート会議の背景に映えるアート特集」。年末年始、海外旅行に行きたくても行けない時期には「世界の風景アート特集」。2019年1月にスタートした絵画サブスクリプションサービスの「Casie」は、月額1980円からの3つのプランで約1万点の中から好みのアートを探すことができるシステムで、気に入れば購入も可能。レンタル料金の35%がアーティストへ還元される、エコシステムとしてのサービスであることが特徴だ。
CEOの藤本氏によると...