モバイルビッグデータで読み解く コロナ禍で人々の『移動』はどう変わった?
コロナ禍で、私たちが日々目にするようになった情報のひとつに、ターミナル駅など主要なエリアの人出に関するデータがある。携帯電話が広く普及し、そこから得られる位置情報によって人の“移動”を可視化することが可能になったからこそ受けられる恩恵だ。
新しい「消費」、新しい「商圏」
人と直接会うことができない今、ギフトやホームパーティでの需要が高いアイテムは、どのように推移しているのだろうか。イデアインターナショナル 取締役マーケティング&セールス本部長 星野智則氏に、人気アイテムについて話を聞いた。
ファミリー層のSNS投稿が増えたホットプレート。
マルチスティックブレンダーは元々離乳食づくりにニーズがあった。
インテリア雑貨やキッチン家電など、ライフスタイルに寄り添ったアイテムを取り揃えている、イデアインターナショナルのオリジナルブランド「BRUNO」。
コロナ禍の昨年、かねてより人気があった「ホットプレート」は約2倍、「マルチスティックブレンダー」は約5倍、「ホットサンドメーカー」約4倍に売上が伸長した。
同ブランドを代表する人気アイテムである「ホットプレート」は、自粛期間が長引き、新しい料理カテゴリーに挑戦したり、日常的な料理シーンでの使用を検討するユーザーが増え、オプション販売している深型鍋や、6つの丸型が空いたマルチプレートを買い足すという動きがみられた。
「これまで...