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ブランド担当のマーケターに聞く! カテゴリー課題を乗り越える戦略

ブランド担当のマーケターに聞く! カテゴリー課題を乗り越える戦略(5)

ブランドマーケティングにおける課題は当然、そのブランドが属する商品カテゴリーに影響を受けます。各ブランド固有の悩みもありつつ、特に大きなものが、その商品カテゴリー全体に共通する課題。そして、この「カテゴリー課題」を打ち破る戦略を企画できたマーケターこそが、競合他社との戦いを勝ち抜き、消費者とのエンゲージメントを獲得することが可能となります。

本特集では、日本を代表するトップブランドのマーケティング担当者にアンケートを実施。カテゴリー課題として感じていること、そしてその課題を打ち破るための戦略とアイデアを聞きました。

満足(1991年~)
福助

商品の現在の状況:今、頑張り時!


    ▶対象顧客

    コアターゲットは30~40代

    ▶ブランドコンセプト

    毎日を頑張っている人とその脚をいちばん応援するストッキング。

    ▶マーケティング戦略の方針

    ユーザーとの密接なコミュニケーションの場としてSNSを活用し、コアファン潜在層の開拓とリピーターを増やす。

ブランドカテゴリーとカテゴリーが抱える課題

ストッキング

新型コロナウイルス影響による外出機会減少にともない、ストッキング需要も大幅減少。

課題解決のための取り組み

外出の機会が減ったからこそ1回の外出でオシャレをしたいという一定のニーズは存在する。圧倒的なはき心地の良さと、肌をキレイに見せる特徴と親近感のあるパッケージを武器に購買第一想起ブランドを目指す。

特に注力している施策

・ECなどのオンラインチャネルの強化
・オウンドメディアの活用など広告以外のコミュニケーション活動
・SNS

注目の消費トレンド

① コロナ禍消費牽引役のZ世代
② CRAVING CONVENIENCE
③ こだわり消費と割り切り消費の両立

福助
経営直轄マーケティング室
室長
斎藤 誠矢

2003年、藤巻幸大氏が代表取締役就任の新生福助スタート時に入社、商品のデザイナー・MD経験を経て2018年より現職。


instax(インスタックス)“チェキ”(1998年~)
富士フイルム

商品の現在の状況:好調


    ▶対象顧客

    コアターゲットは10~20代前半のZ世代

    ▶ブランドコンセプト

    don't just take, give

    ▶マーケティング戦略の方針

    大切にしているのは「とる」だけじゃなく、「伝える」こと。想いを大切にする世代に向けた商品を届ける。

ブランドカテゴリーとカテゴリーが抱える課題

写真

より高い顧客価値の創造。

課題解決のための取り組み

instax(インスタックス)は、自分の考えや表現を発信し続ける世界中の「クリエイター」をサポートし、文化や思想などの多様性を受容するブランドとして新製品・サービスを提供し、進化し続けている。

特に注力している施策

・商品開発
・SNS
・その他(顧客価値)

注目の消費トレンド

① フィジタルリアリティ
② コミュニティテック
③ ダイバーシティ&インクルージョン

富士フイルム
イメージング事業部
マネージャー
高井 隆一郎

2001年入社。2004年海外営業部に異動。2007年より8年間ドイツで汎欧マーケティングを担当。2017年より現職。

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