全国5紙に計15人のキャラクター登場 販売所で買い求めるファンも
日本新聞協会が実施する新聞、テレビ、インターネットについて普段と比べた接触の変化を毎日尋ねる「新聞オーディエンス調査365」の結果によると、12月に新聞や新聞社が発信する情報への接触が最も高まったのは4日だった。漫画『鬼滅の刃』の最終巻発売とコミックス累計発行部数1億冊突破を記念した新聞広告が全国紙5紙(朝日、毎日、読売、日経、産経)の朝刊にそれぞれ4ページにわたり掲載されていた。特定の新聞広告が要因で新聞ヘの接触が最も高まったのは、2017年の調査開始以来初めてだ。
5紙には作品の主要人物15人が3人ずつ登場し、SNSでも話題になった。新聞販売所やコンビニなどで新聞を買い求めるファンの姿も報じられていた。
調査は新聞を月1回以上読む18~69歳の男女300人が対象。
「宙に浮かぶ新聞」を展示 情報の新たな発信手段を模索
このほか、新聞各社は地域活性化や教育、災害関連で多彩な取り組みに着手している。いくつか紹介したい。
岡山の山陽新聞社は11月、中国銀行など3社と、地場企業の商品開発や販路拡大を支援する地域商社「せとのわ」(本社・岡山市)を設立した。地域外での商品販売を進め、地元経済の活性化を目指す。山陽新聞社は情報発信や事業の広報などで知見を生かす。
資本金と資本準備金は計1億円。中国銀行が70%、山陽新聞社と百貨店の天満屋がそれぞれ15%を出資した。山陽新聞社からは営業部門の社員1人が派遣されたほか、地元のデザイン会社、広告会社も事業に参画する。
第1弾として、規格外の魚介類を使った...