テレビCMのDXが進む中、デジタル広告の黎明期からノウハウを培ってきたアイレップは現在、テレビCMとデジタルを統合した施策展開が可能な「TEAM JAZZ」プロジェクトを発足している。彼らはどのようなテレビ広告の未来を見据えているのだろうか。同社・平知己氏、青山友樹氏に話を聞いた。
テレビはなくならない データ連携でより価値が高まる
リビングの中心に置かれ、大きな画面で訴求できるテレビだからこその強みは、今後もなくなることはないでしょう。今すぐにファミリー層がテレビを購入しなくなるということは考えられませんし、今はNetflixなどの動画配信サービスをテレビで見ることも増えており、受像機としてのテレビの存在感がなくなることもないと考えています。
それでもテレビCMの効果も弱まっているのではないか、という声も聞きます。しかし、テレビ自体もテレビCMもさまざまなデータとの連携などテクノロジー導入によって、これから10年で一気にDXが進み、広告メディアとして価値は高まると思います。
デジタル広告を起点としている我々だからこそ強く感じるのですが、デジタルにはターゲティングという強みがありますが、逆に言うと、ニーズが…