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米国広告マーケティング事情

2021年、コロナ禍で伸びるアメリカ企業 急成長を見せる意外な産業とは

松本泰輔

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中が大混乱の年となった。2020年11月23日に発表されたマッキンゼー・アンド・カンパニーの報告書“When will covid-19 pandemic end?”では「事態が収束に向かうのは2021年後半」と予測されている。コロナウイルスの影響により多くの米企業が廃業に追い込まれる一方で、業績を伸ばした企業もある。そこで今回は「2021年も好調が予想される業種・業界」を紹介する。

コロナ禍ならではの成長産業 除菌・殺菌などクリーニング製品は依然好調

コロナウイルスの感染が拡大し始めると、殺菌グッズが店の棚から消えた。なかでもClorox社のワイパーをはじめとするクリーニング製品は過去20年で最大の売上増を記録し、現在も品薄状態が続いている。業界団体American Cleaning Institute(ACI)が2020年9月に行ったアンケートでは「アメリカ人の86%が『コロナの感染防止にクリーニング製品が有効』と信じている」としており、除菌製品は2021年も売上を伸ばしそうだ。

(1)Clorox

ワイパーをはじめとするクリーニング製品メーカーClorox社。2020年は過去20年で最大の売上増を記録し、現在も品薄状態が続いている。

Eコマースの競争が激化 アマゾン、ウォルマート、ターゲットなど

アマゾンを中心とするEコマース業界も引き続き好調が予想される。その他ではウォルマート、ターゲットなど大手量販店も低料金配達と「ネットで注文、店舗で受け取り」のカーブサイド・ピックアップを推進しており、競争は激化している。デジタルトレンド調査会社eMarketerによると、2020年に小売業全体でEコマースが占める割合は14.4%で、2024年には19.2%まで上昇すると見ている。

フード・デリバリー業界DoorDash、Uber Eatsなど外食産業に代わり人気が定着

店舗の入場制限により売上が縮小する外食業界に代わり、フード・デリバリー業界は2020年に人気が定着した。データ調査会社Second Measureによると、DoorDashが市場の半分(51%)を占め、次いでUber Eats(23%)、GrubHub(18%)、Postmates(7%)の4強が市場を独占している。データ調査会社Statistaは2020年から2024年の間、年平均5.1%増で推移するとみており、今年も好調が予想されている。

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