広告マーケティングの専門メディア

           

「雑誌ブランド」のコミュニティ力を顧客開発に生かす

読者に期待されるブランドコラボ企画 新潮社のナレッジを生かす

福家敏昌氏(新潮社)

自社の独自性をいかした、「広告」にとどまらない雑誌ブランドの活用法とは?類似誌がなく、特徴あるユニークな雑誌を多数発行している新潮社の戦略について、広告部次長の福家敏昌氏に話を聞いた。

独自性あるコンテンツが熱量の高いコミュニティをつくる

編集者がつくり出すコンテンツの価値を生かし、広告主企業の方たちにいかにして新たな提案をできるか。それが常に新潮社の広告部が意識してきたことです。アウトプットの手段はこれまで主流だった誌面から、動画をはじめとするデジタルコンテンツやプロダクト、サービス自体にまで広がっています。こうした手段の広がりを踏まえ、これまで培ってきたコンテンツ企画力にどのように新たな価値を付加できるか。さらに、コンテンツやコミュニティの質をどうやって可視化するか。そこが当社に限らず、雑誌ブランド全体の課題ではないでしょうか。

当社は一般週刊誌の『週刊新潮』をはじめとして幅広いメディアを扱っています。なかでも女子中学生人気No.1雑誌の『ニコラ』、その姉妹誌で小学生をターゲットにした『ニコ☆プチ』、専門誌ながらその領域を超えて幅広いカテゴリーを扱う『エンジン』や『芸術新潮』など、他に類似誌がないユニークな存在の雑誌を...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

「雑誌ブランド」のコミュニティ力を顧客開発に生かす の記事一覧

読者からのハガキは毎月2000通 アクティブシニア層との深い絆
作家との関係性を生かす、老舗出版社ならではの取り組みとは?
読者に期待されるブランドコラボ企画 新潮社のナレッジを生かす (この記事です)
誌面、イベントでつなぐ 根底にあるのは「相互送客」の考え方
多様なジャンルのカルチャー発信 読者とのタッチポイントをいかに拡張するか
デジタルシフトに挑む!編集部の枠を超えブランドをフル活用
モデル、漫画家、編集者…人を育てる出版社ならではの多角的な発信
マーケティングパートナーとしての「雑誌」 編集者の知見はアイデアの発火点
業界をあげて取り組む 雑誌由来のデジタルメディアも調査対象へ
「広告メディア」の先に広がる可能性 雑誌ブランドに期待するもの
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する